どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ロッジ -白い惨劇-」

2020年11月25日 | 映画
「ロッジ -白い惨劇-」というホラー映画を鑑賞。ジワジワ、ジリジリとゆっくりと何が起こるのかどうなるのかという読めない緊張感で惹きつける映画でした。前半に懐かしのアリシア・シルバーストーンが登場していて好きな女優だったので注目しましたが直ぐに衝撃の退場でした。衝撃のというか呆気に取られるような展開でもありました。そこから不穏で居心地の悪い展開や間が実に上手く出ていて、結構ず~っとそんな流れです。父親の行動が何だかなぁ~と理解に苦しむものがあり自分や新しい恋人の事ばかりでなく子供の事を考えたら何でそんな事するかなぁというようなものがありました。
そんな自問自答するような悩みが描かれる訳でもなく父親も物語から消えて母を亡くした子供2人と新恋人がロッジに残されてギクシャクした関係の罰ゲームみたいな時間が延々と描かれます。意味深な映像や間に音響効果や謎な出来事に集中させられ何が起こるのか期待させますが新たに判明してゆく背景や設定に真相はどれも何だか意味深な割になんか嘘~納得出来ないなぁみたいなオチばかりだったようにも思えました。そして最後のオチは何だか良く分からないぞ!という感じでスッキリしない終わり方でした。
嫌な雰囲気は上手く出ていて良かったんだけどね。主演のライリー・キーオの表情や目付きは素晴らしかった。
この映画は懐かしのハマープロ制作の作品でした。幽霊も殺人鬼も出ない意欲的なホラー映画でした。


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