どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ナチュラル ディレクターズ・カット版」

2020年11月30日 | 映画
学生の頃に劇場で観て感動し涙した記憶の強い映画「ナチュラル」のディレクターズ・カット版を鑑賞。サントラ・レコードも持ってたから音楽だけでも胸に来るものがあります。DVDも持ってるけど随分と見てませんでした。久しぶりに見たのでディレクターズ・カットとの違いという所は分かりませんでしたが長くなってます。撮影が綺麗で印象的な場面が沢山あります。役者陣も豪華な顔ぶれで良い芝居を見せてくれてます。初めて見た時はこのまま野球をやると死んでしまうんじゃないか…というような気持ちが強くあり心配するように見ていてのラストで大感動だったのですが結末を知っているからどうかな…みたいな気持ちもありましたが結局初めて見た時のように自然と涙が溢れ出ました。
改めて見ると無茶苦茶な展開を見せる映画なんですがホームランの球がライトをぶち壊してショートさせて花火みたいに美しい光の中を走る姿とかバットを運ぶサボイ少年の笑顔とかワンダーボーイのバットが折れてからのサボイ・スペシャルのバットで勝負に挑む流れとか音楽の盛り上がりもあって感動的でした。物語展開はまったりじれったい部分もありますが後半に向けての伏線が積み重ねられていました。
野球界の汚い大人な裏話とかも描かれていて素直な野球好きな子供のような心との対比というか大切なものを見つけ守る子供心を失わない大人の物語だったようにも思います。
やはり良い映画でした。




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「宇宙大征服」

2020年11月30日 | 映画
ロバート・アルトマンの初監督作品「宇宙大征服」を鑑賞。米ソの月宇宙有人飛行の競争を描いた物語。低予算の宇宙旅行ものかと思いきや政治的な汚い部分や暗い皮肉を感じる全然ハッピーでも夢も無い内容でした。でも、それが単純な成功物語や偉業物語と違って色々と考えさせられる深みのようなものと現実味も感じれて良かった。
地上での物語がなかなか興味深い内容でした。NASAの全面協力なのか地上での映像は見応えもありました。
宇宙に行ってからは特撮もイマイチで展開も何だか荒唐無稽で中途半端な所で終わってしまう印象でしたが。
役者陣もそれぞれ存在感がありました。何処か虚無感のようなものも感じれる面ともう何でも良いや!みたいな悟りみたいなものも感じれる面のある変わった一面もある映画だったようにも思いました。


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