どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」

2020年11月16日 | 映画
「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」を鑑賞。30作目で沢田研二と田中裕子が出てる大分と柴又を舞台にした映画でした。今回は寅さんの恋の話では無く若者の恋のキューピットに寅さんがなれるのか?みたいな内容でしたが常連役者陣も皆顔を揃えて賑やかで面白いいつもな寅さん映画の魅力が詰まった娯楽作となってました。ザ・正月映画って感じですね。大分の風景とかも子供の頃に行ったかなぁみたいなちょっと懐かしい空気感みたいなものも感じれたり役者陣が若いなぁと新鮮に見れて魅力も感じれました。
定番な流れのやりとりとか台詞が沢山見れて聞ける結局はいつもな寅さん映画ですが、それをたまに見るととても幸せな気分になれるのでした。
作品によっては切なさが強かったりもしますが。今作はバランス良く楽しめる娯楽作って感じかな。


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「まぼろしの市街戦」

2020年11月16日 | 映画
学生の頃に一度見て、戦争を風刺した面白い映画で最後の撃ち合いで皆死んじゃう場面の馬鹿馬鹿しさに感銘を受けた記憶が残っているが他は全く忘れちゃってた映画「まぼろしの市街戦」を4Kリマスター版のブルーレイで久々に鑑賞。途中で睡魔に襲われちゃって話の内容に一瞬ついていけなかったりしたけど、ある場面の描写で精神病院の患者が抜け出して各々が騒いでるというのを理解してからは内容にも興味深く見る事が出来ました。
衣装等、色使いも艶やかなにぎやかで騒がしい世界が戦場というグレーな世界の中で引き立って不思議と楽しい世界観にも見えたりしました。
ブラックなユーモアをお洒落に描いた能天気で左寄りな映画でした。
最後の戦争場面は戦争の本質というか下らなさみたいなものが良く出ていて可笑しくも哀しくもあり複雑な気持ちにさせられます。ラストに主人公の取った行動が何だか自由な世界に行けた感じがして不思議なハッピーエンド感がありました。
ちょっと長くしつこい描写も多いけども不思議な魅力のある戦争風刺映画でした。


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