どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ディープシャーク」

2021年08月16日 | 映画
「ディープシャーク」というサメ映画を鑑賞。2003年の映画ですがもっと昔に作られたような印象もありました。内容は下らないです。アップばかりの演出と主演の過剰な芝居が自主映画っぽいものを感じます。だけどサメは背びれ以外は全て実写のフッテージが使われていて強引な編集技で見せてくれます。この点が最近のCGサメ映画とは違って見応えあるものとなっておりました。難破船の映像は「殺人魚フライングキラー」と同じか流用でしょうか?実写撮影された第二班が撮影するような部分に関してはとても良いものがありました。ドラマ部分はグダグダだったけど。編集はなかなかスピーディーで無理矢理だがうまくアリネガ素材を上手く使って仕上げていたと思いました。
主人公達以外の登場人物が見事に皆ゴミのようにサメに喰われてしまうという驚きの展開は安易だけど新鮮でもあり逆に痛快?でもありました。
仲間が沢山死んでも主人公に悲壮感が全然無くてアクション映画の主役みたいなヒーロー的に描かれるのが違和感ありありで最後はアホみたいにハッピーエンドとなります。
なんか色々と残念な部分も目立ちますが自主映画的な憎めなさもありました。サメに虎の唸り声みたいな効果音が付けられてましたね。
CGで無く実写映像に拘った所が良かった映画でした。


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「シー・フィーバー 深海の怪物」

2021年08月16日 | 映画
「シー・フィーバー 深海の怪物」という映画を鑑賞。漁業船内だけの物語で海から謎の深海生物による襲撃を受けてその体液により感染し死に至るようなパンデミックの恐怖を描いたなかなか緊張感のある脚本が良い映画でした。深海生物が怪物として襲ってくるようなモンスター映画では無く地味だが現実に起きてもおかしくないようなリアリティと共に見せてくれる点が良かったです。人間同士の争いとかバトル的な派手さは無いけど地味に恐ろしい展開が進んでゆきます。「遊星からの物体X」みたいなサスペンスもありましたが謎の生物の正体は宇宙から来たものでも怪物でも無く深海にいたイカかクラゲみたいな生物でした。
この生物よりもその体液による感染による症状が恐ろしくコロナ禍の状況の今に迫る恐怖や危機感を感じられました。役者陣も個性的で良い味出してたし映像も独特の美しさもあり閉鎖された世界感の舞台でも飽きずに見れました。なかなか見応えある映画でした。




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