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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「東海道四谷怪談」

2022年03月17日 | 映画
子供の頃、怖がりで幽霊や怪談とかに怯えてましたが四谷怪談はお岩さんが可哀想で怖いんだけど感情移入もして…みたいな複雑な感覚で見て印象に残ってました。多分、仲代達矢が出てた映画を見たんだったと思う。
Netflixに「東海道四谷怪談」という中川信夫監督の天地茂と岩杉嘉津子主演の映画があり久しぶりに1959年の四谷怪談の映画を大画面にて鑑賞。
尺も短めでテンポ良く進みイメージ場面というか映像的に実験的な見せ方とか歌舞伎のような流れが今見ても新鮮に見れました。主人公の伊右衛門って男はとにかく沢山人を殺すし最低な奴でしたね。その割に弱い所や後悔の念を見せる所もあったけど。因果応報というか最後は当然の報いを受けて終わります。お岩さんの醜くなった顔とか髪と共に皮膚まで剥がれて血が出てる描写とかゾッとする怖さがちゃんとありました。哀しいけれど恐ろしい映画でした。最後は綺麗な姿のお岩さんの姿に少し救いも感じられました。
日本の有名過ぎる怪談物語を久しぶりに見直せて良かったです。


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