ダリオ・アルジェント監督の自伝本「PAURA 恐怖」を高かったけど発売日に早速購入して読んでました。なかなか本買っても最後まで読めずにそのまま放置してるというパターンが多く老眼が進んで読む事が辛くなっているのですが興味ある内容と章ごとに区切られた読みやすいもので読み進めるうちに止まらなくなり最後まで読めました。
子供時代の頃の話や家族の話に恋愛遍歴についての映画じゃない部分で知らなかった事柄が沢山知れたのが面白かった。映画の制作過程についてはもう少し詳しく知りたかった部分もありますが昔から独自の視点で新しい挑戦を続けていたのが分かります。なので毎回良い意味でも悪い意味でも新しい裏切りや驚きを感じさせてくれるのですね。案外初めて見てイマイチだったような映画も何度か見直すとそういう新たな挑戦や実験に想いのようなものが発見出来て好きになっている作品もあります。
ただ最近は過去作でやってたパターンの流れみたいな作風が多い気もしますが。
意図的に物語の整合性よりも映像や夢のような曖昧なものや恐怖というものを過去の記憶や感覚を呼び起こすような映画作りを続けている事が分かりました。
アルジェント研究会にも何回も参加したりして何度も映画について見直したり研究したりして刺激を受けてる監督です。
何気にコンスタントに新作も発表してくれて見れているのが凄いし嬉しいです。
年末には監督作では無いけど主演作品というのが見れるのが楽しみです。