ラース・フォン・トリアー監督の初期の作品「エピデミック〜感染病」を大画面にて鑑賞。殆どどんな内容なのかとか知らずに見たのですが監督の2作目で監督も主演していたとの事。フィルムの粒子感が良い味わいがあり白黒のコントラストの効いた映像は好みでした。そして左上にずっとエピデミックというテロップが赤で乗ってました。明るい部分にだけ見えて黒には見えない乗せ方でした。最初の方では気になって見てましたが段々と慣れたのか気にならなくもなってきた。というより字幕読む方に気を取られてるからね。
話の内容は何だか分かったようで分からないようなグダグダな感じの流れが続いて正直あんまり面白くも無くて傍観しているような感じでしたがラストの場面は衝撃的で叫びをあげる女優の迫真の芝居が素晴らしくて「ポゼッション」のアジャーニ以来のものを感じました。このラストが見れただけでも今作に対する印象は良い方へと大きく変わりました。
白黒の荒い映像や荒い音声が生々しさがあり
リアルさもありました。途中でウド・キアも出演していて急に内容に引き込む存在感と芝居を見せてくれました。