どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「エピデミック〜伝染病」

2023年11月08日 | 映画
ラース・フォン・トリアー監督の初期の作品「エピデミック〜感染病」を大画面にて鑑賞。殆どどんな内容なのかとか知らずに見たのですが監督の2作目で監督も主演していたとの事。フィルムの粒子感が良い味わいがあり白黒のコントラストの効いた映像は好みでした。そして左上にずっとエピデミックというテロップが赤で乗ってました。明るい部分にだけ見えて黒には見えない乗せ方でした。最初の方では気になって見てましたが段々と慣れたのか気にならなくもなってきた。というより字幕読む方に気を取られてるからね。
話の内容は何だか分かったようで分からないようなグダグダな感じの流れが続いて正直あんまり面白くも無くて傍観しているような感じでしたがラストの場面は衝撃的で叫びをあげる女優の迫真の芝居が素晴らしくて「ポゼッション」のアジャーニ以来のものを感じました。このラストが見れただけでも今作に対する印象は良い方へと大きく変わりました。
白黒の荒い映像や荒い音声が生々しさがあり
リアルさもありました。途中でウド・キアも出演していて急に内容に引き込む存在感と芝居を見せてくれました。






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「チャオ!マンハッタン CIAO! MANHATTAN」

2023年11月08日 | 映画
大学時代に大好きだったイーディ・セジウィックのドキュメンタリー的映画「チャオ!マンハッタン CIAO! MANHATTAN」をDVDで久しぶりに大画面にて鑑賞。
昔はレンタルVHSをダビングしていたもので何度も見てました。なので結構音で覚えている所が多かった。
今作のイーディの白黒映像部分がとても素敵で彼女の魅力満載ですがカラー部分ではその魅力が失われた印象です。全体的に何処までが創作なのか演技なのか分からないような作りで話の内容もドラッグで訳分からなくなってる戯言の羅列と映像のようで脈絡も面白味も正直ありません。
だけど時折ハッとするような素敵映像と音楽と編集の効果によって何か分からないけどズルズルと見ちゃう映画でした。
インタビューの怠そうで寂しげな声で語られる過去の家族の暗いエピソードやドラッグについての話は聴いてて切なく哀しくなるものがありました。
金持ちのお嬢様がファッションモデルになってウォーホルのスーパースターになって一世風靡してドラッグに溺れてボロボロになり世間から一気に忘れられリハビリして結婚もするが28歳の若さで亡くなられたという内容です。
特典映像見たらスーザン・ボトムスっていうモデルを元に制作が始まったので役名が残ってスーザンだったというのが知れました。未公開映像も結構見れました。
サントラあったら欲しいと前から思ってたんだけどレコードで少し前に発売されていたっぽいですね。







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