昔レンタルビデオで見て良かった記憶のある映画「アメリカン・ヒストリーX」のブルーレイを衝動買いして久しぶりに鑑賞。
ネオナチの入墨筋肉スキンヘッドの兄をエドワード・ノートンが演じていて、その弟をエドワード・ファーロングが演じています。車泥棒を射殺して刑務所入りになる兄ですが刑期を終えて出てきた時には兄を慕う弟もネオナチになっていました。
兄は刑務所で何があったのか変わっていて弟をネオナチから足を洗うようにするのですが…。兄の心境の変化や過去の様々な背景が徐々に明らかになってゆきました。
重く考えさせられる内容で人種差別や怒りや憎しみの感情についてやそれらからは暴力や悲劇しか生まないという虚しさが伝わる何とも言えない感情が来る映画でした。
モノクロの映像部分が特に印象的でしたがカラーの部分もありました。現在はカラーで過去はモノクロでした。
随分と前に見たきりでラストを忘れていたのですが途中まで見てて友人と映画の話した時にラストの話もしたのですが、それは別な映画じゃない?って思って気にして無かったのですが急展開で悲劇的な結末を迎えました。友人の言ってたラストで合ってました。衝撃と虚しさと悲しみに支配されました。戦争と同じような部分を感じもしました。考え方として分からない事も無い部分もあったりして、どうしたら良いのか答えが難しい所もありますが憎しみや恐怖からの暴力への連鎖とか色々と考えさせられる映画でした。
人には良い面もあるけど悪い面もあり、そのバランスをいかに保つか?正しい事間違った事は紙一重だと思い知らされました。深く傷付き過ぎたり下手に考え過ぎたりすると間違った方向に行く危険性がありますね。
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