どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「スティーブン・キングのトミーノッカーズ」

2009年04月06日 | 映画
ビデオで「スティーブン・キングのトミーノッカーズ」を鑑賞。元々テレビ・シリーズで3時間あるものを2時間に短縮したバージョンらしい。まぁ2時間で十分という感じはしました。前半の導入部はなかなか惹き込まれるものもあり面白く見れたのですが話が壮大になるにつれて、ちょっと退屈するというか面白さは半減。だんだんとどう話に決着をつけるかという説明映画っぽい展開になってゆきました。
話の大筋はいかにもキングらしいもので人物の感情とかも伝わる部分もあるのですが、どこか予定調和というか単純すぎる部分も多かったな。謎の金属片を発端に人々が変わって行くあたりとか発明をする所とか失踪する辺りは面白かったけどカルト教団っぽい洗脳状態となる町民とか宇宙人?とか出てくる辺りでB級映画の軽いノリが雰囲気を支配してゆき、なんか中途半端な気がしました。まぁB級映画も好きだからいいんだけども納得出来ない展開としては囚われてるおじいちゃんと犬がいて洗脳から解かれた女性主人公がどちらを救うかという状況で犬の方を助け出した時。「おい!犬も大事かもしれないけど人間から助けようよ!」と突っ込みを入れた。犬を助けた後もおじいちゃんを助けようとすらしないのでなんだかなぁ~とドン引き。あげくの果てに危機に直面してそのおじいちゃんに助けられてるし最後にいい話風に盛り上がってゆくけどなんか付いていけませんでした。
役者はみな個性的で良かった。中でもあんな郵便局長はいないだろ!というようなトレーシー・ローズさんの存在感が凄く、後半はちょっと漫画っぽいけど恐ろしい表情で良かった。

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