今日は約1週間ぶりのちゃんとした休み。1週間ぶりに整体へ行く。1週間ぶんの疲れをマッサージでホグす。
はぁ~痛気持ちイイ~。と1時間。帰りにレンタル屋に寄りDVDを沢山借りました。
「マスターズ・オブ・ホラー(ダンテ VS ランディス)」「MAY-メイ-」「ウルフマン リターンズ」「ザ・シャウト さまよえる幻響」「悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法」の5本。
お家に帰って、早速見たのは「マスターズ・オブ・ホラー(ダンテ VS ランディス)」のジョー・ダンテ監督作品「ゾンビの帰郷」です。この映画は字幕無しの状態で既に一度見ているのだが、ちゃんと日本語字幕付きで見直したかったので借りた。字幕付きで見直せて作品の内容もよく分かり、とても良かった。作品のメッセージ性も良く、なんだか感動的ですらあった。ブラックな風刺と笑いと共に、真実と悲しみと怒りが描かれている。
今の時代にアメリカのホラー、ファンタジー映画の作家としてジョー・ダンテ監督がこんな映画を作ったというのが嬉しい。短編映画の良さが実によく出ている。
それから、「悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法」を鑑賞。ドキュメンタリー映画という事になっているが、カンヌ映画祭参加記念お祭りビデオといった印象。画質も汚くて酷い。もちろん内容も酷い。まぁ、それでこそトロマ映画!だからいいんですけどね。ロイド・カウフマンは面白いおっさんだ。彼のサービス精神満点のおもしろ映像の裏で見せるちょっとした本音やらが見え隠れする辺りが面白かった。単純におバカでアナーキーで案外真面目な尊敬出来る一面と共に、汚い一面も見れて嫌な印象も。いずれにしても凄いおっさんですよ。彼は。
内輪の喧嘩話とかくだらないイザコザが見せ場になってゆくが、くだらない。俺が俺が!といい気になって目立とうとするバカ達がうっとうしい。もっとこういうくだらない事は楽しく徹底的にやって欲しい所。微妙に中途半端。全体的にインディーズ映画の単に面白い映画を作る精神というものよりも、なんか業界の政治的な話やら、お金や人脈コネ、ビジネスの事が中心に見えてきて、その映画の本質とは関係ないような所に実は凄い色んな関係があるのだと改めて思い知らされる。アメリカのインディーズ映画ってビジネスの匂いが強すぎるね。
特典映像にあったロイド・カウフマンによるインタビューの中でのウイリアム・ラスティグ監督「マニアック」のお言葉がなかなか良かったなぁ。彼の作品が素晴らしい出来だとは思えないが、インディーズ映画を作る上での彼の考え方は共感。映画を作る上で一番、常に考える事は観客の事だという事。
この単純な事が違っている人も多いようだが、少なからず観客の事は意識していかないとダメだと思う。
まずは自分が観客の立場になっても見てみないとね。