どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「キャメラ」「探偵 麻生よう子」

2007年04月28日 | 自主映画
今日は電丼という自主映画団体の上映会を見に、佐倉まで出かける。遠くて、ちょっとした小旅行状態。
電車の中でひたすら携帯で対戦ゲームやって過ごしてたけど、途中で緑と色とりどりの花畑が電車から見えたりと綺麗な風景なんかも少し見れました。ミレニアムセンター佐倉大ホールというスクリーンも大きな会場での2本立ての映画上映でした。
「キャメラ」 監督 内海春雄
まさに自主映画な匂いのプンプンする見ていて思わず苦笑してしまうような部分も多くある映画でしたが、1時間近くある上映時間が何故かあっという間に過ぎて行った印象。大筋が火曜サスペンスや土曜ワイド劇場風で、いかにもな、しかも無茶苦茶強引な展開が逆に面白く見れました。大学の時とかは本当にこういう火曜サスペンスみたいなものって大嫌いで毛嫌いしていた節が自分にはあった気がするのですが、「銀色の雨」という卒制の映画はまるで土曜ワイド劇場風だったりする。(苦笑)実はこういうのって逆に今では好きというか楽しめるようになってるし、今作ってる映画なんて、そういうのを手本に?作ってる感じだ。
お世辞にも上手いとは思えない演技の役者(役者というか普段は監督をしてる人)が多かったけども幽霊役の星野佳世さんの演技、表情は良かった。撮られ方のせいなのか時々、他の場面には無い画面への惹き込まれる力を出していたように思う。分かりやすい物語の筋が一本通っているので面白く見れて、しかも何が起きるか分からない無茶苦茶な雰囲気に包まれているのが楽しい映画でした。脚本が良かったのかなぁ・・。
「探偵 麻生よう子」 監督 古川達郎
この映画を楽しみにしていて今日、見に来たという感じでした。さて、感想は色々と良く出来ているし頑張ってる感じが分かるのですが、物語にいまいちノレない感じがありました。登場人物のキャラクターや役者さんはとても良かったし魅力的だったのに何故だろう?悪役がここ一番、怖くなかったせいなのかな?逆に凄く愛嬌があったなぁ。それとCGを使った画面効果が僕には??でした。CGを使ってまで表現したいという映像の内容が分からなかったのと、そんな事しなくて普通に見せてくれた方がいいのに・・って思っちゃったのは僕がデジタル使いのアナログ人間だから?デジタルの使い方には僕なりのこだわりがあるので、色々と思ってしまうのでした。
良かったのは過去のシーンの恋人の刑事とのエピソードで霊安室で対面する主人公の悲しみの演技はお見事で、とても感情移入出来ました。女優、星野佳世さんの凄さ、可能性が今回とても感じれました。
それと刑事の同僚役の静かでちょっぴりトボケた存在感も良かった。アクション・シーンもなかなかのもので
見応えがありました。犯人を追って殺気迫る表情で追う主人公が恐ろしいぐらいの迫力で後半とても良かった。主人公の方が悪役よりも最後は恐ろしく(しかも哀しみを背負っている)容赦なく悪役を退治してアメリカ映画のように?強引なハッピーエンドに持ち込むかのように思われたが、流石はこの映画の作者はそんな事はしませんでした。なんか作者のやさしさみたいな面が出ていて良かったです。どうやら、更にその後にも別のシーンが初公開版にはあったと後で聞きましたが、無くても伝わるものはあったので僕には問題無かったです。
初のアクション映画という事でしたが、このジャンルって慣れるとパターンはあるのかもですが、難しいと思う。編集が自然で上手い見せ方してると思った。何気ない所で結構、凄いなぁ上手いなぁなんて思いながら見てました。
上映後に飲み会に参加して飲んで食べて喋って過ごす。お酒はちょっとセーブしてコーラなんか飲んで。
帰りも時間がかかるので早めに帰宅する。帰りも携帯でゲームをするが、やりすぎで電池無くなり退屈に。
自分の駅に着いたのは結構遅い時間でした。レンタルビデオ屋に寄って色々と貸りてゆく事にしました。

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