ヒーターを短くした方が温度が上がる！？

電気窯のヒーターを一部交換しました

使っているうちに温度が上がらなくなって

２０時間

２５時間

３０時間

と徐々に焼く時間が長くなり

これではいかんとメーカーさんに相談

私はてっきり全部のヒーター線を交換するものと思っておりました

すると

一部を交換するだけで良いという

上段・中段・下段と三つの回路になっております

上段は一番上と二番目の二本

中段は三番目と蓋と床

下段は四番目と五番目

このうち二番目と四番目を交換

さらに床のヒーター線は外すと言う

二番目と四番目も短くすると言う

ちょっとちょっと

どういうことですか？

熱が出るものを増やすどころか減らしてるじゃないですか

でよくよく聞いてみると



ヒーター線と言うものは使っているうちに抵抗が大きくなり

電気の流れが悪くなるものらしい

そうすると熱量が下がってきて温度が上がらなくなる

したがって時間がかかるようになる

なので

新しくするか短くすることによって抵抗を少なくするひつようがある

全部を交換しても良いが

今回の処置をするだけで劇的によくなる

とそういうことらしい


そうは言われてもにわかに信じられないわけです

「まあ悪いことはいわん。これで様子をみてください。」

「様子を見てもっと早く上げたい時はどうするのですか？」

「そのときは蓋の線を外す。」


こういうのを

分かった様な分からない様なというのではあるまいか


それで今現在素焼きをしているのですが

確かに調子よく温度が上がっている



もう一つよくわからないのが

三相交流２００ボルトと言うもの

でこれも自分なりに解釈してみると

発電機に三つのコイルと端子をもっていて

一回転するあいだ三回電気が発生する

これに対して

単相と言うのはおそらく

二つのコイルと端子なんだろうな（間違ってたらm(__)m）

なので

三相のモーターは三相の発電機そのままに回転するけれど

単相のモーターは初めに何かでまわしてやらないと自らは回らない

もっと簡単に言うと

三人で回転させているのと二人で回転させている違いみたいなものではなかろうか

すると一人当たりの負担が減るので

同じ仕事量の場合√３＝約１．７３楽ができる

と言うことらしのです


で

ヒーターの場合も

単相２００ボルトと三相２００ボルトでは約１．７３倍の電流の違いがあって

たとえば１０キロワットアワーの窯だと

単相２００だと５０アンペア

三相２００だと２８．９アンペア

ということになる


ということはねえ

どんどん線を短くしたら

どんどん上がるようになるんじゃないの～？

と聞いたら

真っ赤になって切れる

・・・


それは困る


「窯場出て頬に風あり夏の星」