栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

窯焚きの最後に

2014-04-29 21:39:30 | 
今回の窯は作品の量が少なかったので

いつもより2時間ほど速く焼き終わった

ゼーゲルが倒れてから2時間ほどねらして終わるのを常とするのだけれど

そろそろ終わるであろうと言う時間になり

温度が下がり始めた

あれ?どうしたのか?

まず最初にガスの圧力計を確認する

特に問題はない

おかしいな

ジワジワと温度が下がる

ダンパーを少し閉じて温度が逃げないようにしてみる


うん。少しずつあがり始めた


だがまたジワジワと下がり始めた

ガスボンボの方に行ってそちらのガス圧をチェックすると

下がっている

はは~これはガスが無くなってきたな

窯の圧力計が下がらなくても

燃料が薄くなると言うこともあるのだろうか?

ガスボンベを予備の方に切り替えてみた

だけどますます温度が下がっていく

色見穴をのぞいてみると

還元炎が出ている

あれ?

酸化で焼いているのに?

あ!そうかさっきダンパーを少し閉じたからだ

ガスが通常にもどったから今度はガス過多になってるんだ

ダンパーを通常にもどす

すると今度は温度が上がり始めた

そして予定の温度に達し

ゼーゲルの具合も良いようで

窯焚き終了

あまりこういう事はないんだけれど

こんな日もあるさね

窯焚き終了とほぼ同じくガスが終了したと言うことなんだね

ドラマなんかだと

何事も無く窯焚きが終了するより

こういうハプニングがおきると話が盛り上がるんだろうけれど

実際の仕事では

盛り上がらなくても良いんです


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