心は見えないが心遣いは見える

2011-03-23 07:33:52 | 雑感
最近のCMにこんなフレーズがあります。聞いたことがおありでしょうか。震災後の心が病んでいるときだからこそ何か心に残るCMでした。そこでネットで調べてみました。宮沢章二さんという方の詩だったんですね。そこでご紹介したいと思います。

ユーチューブにこの詩の朗読と、この詩を広げていこうとする宮沢さんのご子息とのお話し合いがアップされていました。クリックしてみてください。とてもいいですよ。

「行為の意味 詩人・作詞家宮沢章二さんを語る」

行為に意味・宮沢章二書・青春前期のきみたちに

「心」は誰にも見えないけれど、「心遣い」は見える。

「思い」は見えないけれど「思いやり」は誰にでも見える。

 あなたの<こころ>はどんな形ですか
 と ひとに聞かれても答えようがない
 自分にも他人にも<こころ>は見えない
 けれど ほんとうに見えないのであろうか

 確かに<こころ>はだれにも見えない
 けれど<こころづかい>は見えるのだ
 それは 人に対する積極的な行為だから

 同じように胸の中の<思い>は見えない
 けれど<思いやり>はだれにでも見える
 それも人に対する積極的な行為なのだから

 あたたかい心が あたたかい行為になり
 やさしい思いが やさしい行為になるとき
 <心>も<思い>も 初めて美しく生きる
 ・・・それは 人が人として生きることだ

 「行為の意味・宮澤章二著・青春前期のきみたちに」より

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