生き方を変える年にしたい

2011-03-24 02:09:40 | 雑感
東日本大震災が起きて今日で13日になります。地震の被害は津波によって途方もない規模に膨れ上がり、さらにそこに追い討ちをかけるように福島原発事故が起きました。その結果電力不足に陥り、首都圏をはじめとして市民生活や生産活動に大打撃を与えることになりました。まさに国難といってもいいかもしれません。

しかし、いま全国から被災地に向かって善意の手が差し伸べられています。多くの人材と支援物資が送られ、義援金もかつてない規模で実施されています。被災者家族の受け入れを都道府県を超えて実施されてきています。国難に対して国民は立ち上がりつつあります。

そんな中でいま感ずるのは善意、きずな、助け合い、支え合いということです。人々のやさしさ、思いやりといった言葉です。そういえばこのところ流されているCMに「心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。思いは見えないけれど思いやりは誰にでも見える」というものがありました。

この大惨事をきっかけにあらためてひとは一人では生きられないというあたりまえのことにはたと思い至ったのです。これまで「自己責任」という人と人との絆を断ち切る言葉がいかに多く使われてきたことでしょうか。そして限りある資源をただただ浪費してきました。

今回の大惨事を契機に私たちは生き方を変えなければならないと思います。競い合いではなく共存を、自己責任ではなく絆を掲げようと思います。そして「もったいない」精神で、限りある資源を大切にしたい。阪神淡路大震災の時は「ボランティア元年」と呼ばれました。東日本大震災は私たちの生き方を転換する、「生き方元年」としたいと思います。

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