加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

オムニバスと古い記事

2012-05-04 | ドラゴン
渋谷の中古レコード店にフラッと。
ジャケには『ドラゴン怒りの鉄拳』以外のタイトルはなし。「お~~!?怒りの鉄拳の別版サントラ



実は色々な映画の主題曲を集めたオムニバス・カバーアルバム。1974年後半あたりにポリドールから発売されたようですね。780円でゲット
個人生活、新・個人教授、エクソシスト、華麗なるギャツビー、追憶、ゴッドファーザー、パピヨン、ある愛の詩、雨の訪問者、太陽がいっぱい、禁じられた遊び、小さな恋のメロディ、エデンの東・・・もちろんブルース・リーの燃えよドラゴン、ドラゴン危機一発、ドラゴン怒りの鉄拳も収録されています。



全28作の主題曲を収めた2枚組アルバム。聞きごたえがあります。しかし、アルバムタイトルが「怒りの鉄拳」だけって・・・。当時はいくらブルース・リーの写真を出せば売れるからと言っても、この作品名しか載せないなんてのはリーファンに「勘違いさせて」買わせようって魂胆が見え見えだなぁ

 

3月に上野の古書店で購入した映画雑誌のブルース・リー特集。
「燃えよドラゴン」の大ヒット後と言う事もあって、スチールが多く掲載されています。編集者も必死に集めたんでしょう。今となっては定番の写真ばかりですが、当時としては珍しかったんですよね



まだまだブルースに関しては未知数だった事もあって、その記述内容には不明点や誤りがあったり、「ヘッ?」と思うような記事がありました
生年月日が「1940年(月日不明)」とされているし、「死亡遊戯」の敵役・韓国人「池漢載」を「載漢也」と記載。
「危機一発」「怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」で共演した苗可秀(ノラ・ミャオ)が「苗可季(マリア・イー)」になっていたり。
リー亡き後に公開された「帰って来たドラゴン」「無敵のゴッドファーザー・ドラゴン世界を征く」などで主演を務めていたブルース・リャンがリーの弟子だったとか、愛人と噂される台湾女優のティン・ペイを巡って、競馬騎手ともめ事を起こしたといった内容は、その後は一切消えてしまったしね

香港映画市場とはパイプがなかった時代。一生懸命に情報を取ろうとしていたんだなぁ

ついでといってはなんですが、「燃えよドラゴン」の後に公開された香港カラテ映画も紹介されています

 

ジミー・ウォング主演の『片腕ドラゴン』(左)とカーヴィン・チン主演の『怒れ!タイガー』
しかし・・・『怒れ!タイガー』の主演はチャーリー・チャン(陳恵敏)というのが一般的なんだけど。カーヴィン・チンってのは当時の呼び名だったのかな。おまけに撮影担当が「オウ・タツ・リュウ」とか音楽担当が「シュー・フク・リョウ」って、中国語表記を日本式に読んだだけなんじゃないの(笑)
コメント
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