先日商工会議所調べだったかな?中小企業の今年の賃上げ実績が公表されていた。
記事によると正社員は3.62%、パートは3.43%アップとなったようだ。
併せてその記事には「大企業との格差が鮮明になった」とも報じていた。
大企業こそ5%台の賃上げが実現したが中小企業は3%台ということだから例の実質ベースでいうと相変わらず前年を下回るなんてことが続くかもしれない。
幸か不幸か、6月は例の「定額減税」が始まるので瞬間風速で可処分所得は増加するだろうがこの「定額減税」も色んな意味でイマイチ不評だから政権幹部の憂鬱は続く。
しかも労働分配率からみると大企業の5%台と中小企業の3%台は苦しさの度合いが違う。
やっぱり政府は中小企業対策に本腰を入れるべきだ。
経産省本省もそうだが中小企業庁も出直すくらいの気迫を見せて欲しい。
当事者たる中小企業も「お上」の支援に頼るようではいけないけどね。