近頃新卒社員の獲得競争に異変が生じているらしい。
優秀な人材欲しさに初任給の大幅アップを公言している企業が結構ある。
企業は継続して人事採用しているので当年度の初任給アップは必ず前年度、あるいはそれ以前の採用者への加算調整が出てくるはずだ。
したがってこれらの初任給引き上げに意欲的な会社とそうでない会社との様々な意味での格差は広がりつつあるというのが合理的な見方だろう。
それはそうとして、もう1つ指摘したいのは同一企業の中でも新入社員間で大きな初任給格差が生まれつつあることをご存じだろうか。
つまり就業予定業務により数万円の差をつけているのだ。
これがジョブ型雇用の特長だ、と言ってしまえばそれまでだが同じ学歴、年齢であっても担当職種によって初任給に大きな差があるって昭和生まれの旧人には驚きだねぇ。
インターンシップ制を経ているのならともかく業務経験もないのに初任給で大きな差をつけるってねぇ・・・。
とにかく新卒社員も早速世知辛い社会の洗礼を受けるようになった。
しかしどんな会社、職場でも努力と才覚で逆転はありうる。
世の中だってどう変わるか分からないからねぇ・・・、スタート時点の賃金格差なんてあまり気にすることはないよ。