先般成立した政治資金規正法の改正は結局与党も野党も不満の残る後味の悪いものになってしまった。
これもそれも首相の思い切りのなさと少しづつ後ずさりしていった妥協の産物だろう。
その後行われた党首会談は過去に例がないほど空虚なものになってしまった。
議論があったテーマは選択的夫婦別姓の是非を除けば「首相を辞めて」「いや辞めない」の応酬だけだったからねぇ。
双方いろいろ言い分はあろうが客観的に見て首相はもう辞め時ではないか。
首相は二言目には「先送りできない諸課題に対し1つひとつ結果を出していくのが首相の責任である」と宣っているがもうそんなガバナンスもないし国民も期待していない。
世論調査や野党のみならず自民党の地方組織や現職代議士たちからも続々退陣要求が出るようでは政権は(将棋用語でいえば)もう積んでいる。
これ以上首相の言い逃れや虚勢は聞きたくない。
今日も今日とて首相は記者会見を行うというが相変わらず誰も信じていない「先送りできない・・・・」フレーズを繰り返すのであろうか。
いつの世も断末魔は見るに忍びない、堪えないものだ。