昨日の某紙1面に「私大破綻なら学生保護」という見出しがあった。
この見出しにはいろいろ考えさせられる。
1つは「何故今ごろ・・・?」という疑問だ。
私大の定員割れなんて問題は随分前から指摘されていた。
結果として私大の経営破綻は予想されていたので監督官庁たる文科省はもっと前広に手を打つべきだった。
官僚は先を読む力と経営危機意識があまりにも薄弱ではないのか、と思ってしまうのだ。
もう1つは私大側の経営者としての責任と天分だ。
少子化なんてずっと前から分かっていた話なのに助成金頼りの経営に胡坐を搔いていたということはないのか。
どんなビジョンを描きどんな努力を積み重ねてきたのか、をキチンと説明し学生・保護者に説明してきたのだろうか。
破綻を予知し自発的にどんな努力を行ってきたのか、どんな行動をとってきたのか、気になることが多い。
別に今回の文科省の方針に異議を申し立てるわけではないがどうもスッキリしないのだ。
とにかく「少子化対策は待ったなし」と言われる割に関係者は変にノンビリ、ノホホンとしているように思うのである。
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