いささか旧聞になるが九州最大のテーマパーク・ハウステンボスが旅行会社T.I.Sの手を離れ外国系投資ファンドの手に移るようだ。
ハウステンボスといえばバブルの絶頂期に構想が生まれ建設が着工されたように記憶している。
母体は近隣にあった長崎オランダ村という比較的小さなテーマパークであまりに不釣り合いな高額投資には思わず「大丈夫かねぇ?」と疑念を持ったものだった。
案の定、開業してから10年ほどで同社の経営は破綻、そこで救済の手を差し伸べたのが旅行業界の風雲児T.I.Sだった。
これでまた再出発できるのではないかと期待を抱かせT.I.Sの傘下で何とかやってきたのだが今度はコロナ禍という災難が旅行会全体を襲った。
肝心の本体が青息吐息ではハウステンボス事業も支えきれない。
というわけでやむなく身売りと相成ったわけだが売却先が海外ファンドとはちょっと寂しい。
多額の不動産を所有・維持していくのは難しいんだねぇ。
折角日本が作った大型プロジェクトなので何とかまた日本勢で取り戻してほしいと思うのは筆者だけでなないだろう。
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