マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

迷走した10万円の給付方式に思う

2021-12-15 10:35:15 | 政治
政府は18歳以下への10万円給付方式について3案併記で地方自治体に指針を提示することになった。
その3案とは
①現金5万円と5万円相当のクーポン給付
②5万円2回給付
③10万円一括現金給付
なのだがここまで来るのにあまりにも時間がかかった。
これでまた自治体は作業変更や資料の再作成・修正など余計な工数が発生するとのことだ。
どうも政府・自民党は基礎自治体の諸々の苦労を十分理解していないのではないか。
いくらクーポンに一定の期間経済効果があるといってもその分現金支出を抑えたとしたらクーポンの経済波及効果は減殺されよう。
クーポンに関わる費用そのものが経済効果であるという考え方もあるがこちらはクーポンの印刷や運営事務など受益部門が限られる。
ゆえにクーポンを活用しようとしている自治体はごく少数に留まっているのである。
市長がクーポンにご執心の名古屋市以外にどこか申請者があるのかねぇ?
結局政府・自民党は自治体の煩雑な日常業務を軽視しているのではないかというような気がしてならない。
今回の出来事を契機にして政府は自治体とのコミュニケーションを密にし、もっと丁寧に対応していくことが重要だ。




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米国の史上最大級の竜巻に思う

2021-12-14 11:59:03 | 社会問題
米国中東部の竜巻被害がひどい。
ケンタッキーを始めイリノイ、ミズーリなど被害は10州ほどに跨りその広さは日本国土全域を上回る。
発生した竜巻の数や規模は未だ分析・収集しきれていないが死者・行方不明者は判明しているだけでもそれぞれ100名以上に及ぶ。
竜巻は自然災害の中でも一応予知でき、場所によってはシェルターが準備されているので人的被害は限定的だと認識していたが今回はそうではなかった。
以前どこかで生きた牛が数十メートル上空まで巻き上げられる映像を目にしたことがあったが本当に衝撃的だった。
その巻上げが今回は高度9000メートルまで届いたというから想像を絶する。
多くの被害住民が「こんな体験は生まれて初めて」と言っていた。
どこかで聞いたことがあるようなセリフである。
これもやっぱり異常気象のなせるワザなのだろう。
それでも脱炭素化はなかなか進まない。
なんか人間の業のようなものを感じるねぇ。

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立憲民主党は「影の内閣」組閣を急げ

2021-12-13 09:48:03 | 政治
国会では今日から予算委員会が開かれ本格的な論戦が始まった。
しかし野党第1党である立憲民主党の存在感はイマイチだ。
先の衆院選では大幅の議席増が予想されていたにもかかわらず2桁の減少に沈んだのだからこれは当然かもしれない。
しかも同じ野党の中でも維新が急成長しているので野党内でのパワーバランスに変化が起きているような気もする。
今こそ立憲民主党が出直す時期だろう。
1つの方向が「シャドウ・キャビネット」の組閣ではないか。
国民の多くは未だ立憲民主党の政権担当能力に疑念を抱いている。
そのためには立憲民主党内部に影の内閣(シャドウ・キャビネット)を組閣し国民に直ぐ担当大臣(疑似的だが)の顔が浮かぶようになるような取り組みが不可欠だ。
影の担当大臣は各自の担当分野についてことあるごとに見解を発信することが求められる。
それを繰り返すことにより国民からも信頼を得、自身の政治能力も磨かれるのだ。
コロナ関連であれば誰、経済再生であれば誰、外交防衛であれば誰ということが国民に広く認知されるようになれば党としての政権担当能力評価も大きく変わってくるだろう。
DAPPI 訴訟もいいが本来やるべきことは何か、をもっと優先させるべきだ。



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石原内閣官房参与の辞任騒ぎに思う

2021-12-11 09:19:27 | 政治
つい先日就任したばかりの石原伸晃内閣官房参与が自身の選挙事務所がコロナ対策雇用調整時助成金受給していたとしてあっさり辞任した。
いささか気になったのはこのニュースが当の石原氏から発表されたものではなく任命者である首相からもたらされたものであることだ。
原因は一義的には(任命責任は別として)石原氏側にあるわけだから石原氏側が経過を説明し必要な措置を採ればいいと思うのだが石原氏は全く表に出ていない。
首相もいきなり辞任を了承することなく石原氏に釈明なり事情の説明をさせたらどうかと思うのだがこれは本人を庇ってのことだろうか。
もしも受給騒ぎがウヤムヤのうちの葬られ終息することになれば石原氏にとっても首相にとってもさらに日本の政治全体にとっても明らかにマイナスだ。
首相にはこれ以外にも子育て世帯に対する10万円の給付方法や北京五輪対応など次から次へと煩わしい火の粉が降りかかるがだからこそ一つ一つルールを尊重しつつ丁寧な処理が望まれる。
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宇宙旅行を実現した企業家に思う

2021-12-10 11:03:53 | 経済
日本有数のアパレルサイトZOZOTOWNを創業した前沢友作氏が念願の宇宙旅行を実現した。
氏はミュジシャンから出発しアパレル販売サイトを立ち上げたのがその成功に飽き足らず宇宙旅行にチャレンジしていた。
そしてハードな宇宙飛行訓練をこなし先日宇宙に飛び出し無事ISSに到着した。
最初に発した「宇宙に着いちゃったよ」はまるで少年のような無邪気さだった。
氏はZOZOの成功と売却、女優との交際などに加え長年の夢であった宇宙旅行の実現と、サクセスストーリーの連続でありある種の羨望を禁じ得ない(笑)がそれでもいいニュースである。
宇宙旅行と言っても今回の到達は地球から400㎞の距離であり例えば月までの距離10万㎞などを考えるとまだまだ入口に過ぎない。
氏には是非これをゴールと考えずに更なるチャレンジを続け民間人の底力を発揮してほしいものだ。
そして日本全体にもっともっと元気を与えてほしい。
がんばれ、宇宙少年!
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