マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

政府の緊急水際対策に思う

2021-12-03 12:40:02 | 政治
政府がオミクロン型ウィルス対策でバタバタ状態である。
首相は前政権のコロナ対策の後手後手ぶりが身に染みているので「慎重すぎるといわれるかも・・・」と前置きいち早く時限一律入国制限を発表した。
本来ならこれ以前に事務方と打ち合わせて遺漏がないか確認すべきだった。
事務方は事務方できちんと日本国籍者や日本居住者の取扱いについて首相に判断を委ねるべきだったがそんな形跡はなかった。
そのうちにコトの重要性に気が付き日本人等の帰国予約を再開することになった。
そもそも国交省当局は日本人の取扱いをどうするなんて考えは頭の片隅にもなかったのではないか。
入出国管理は法務省マターゆえ国交省はただただオミクロン株の水際対策だけを念頭に国籍を問わず人流だけを大急ぎで対処したということでないだろうか。
国交省当局が意図的に官邸への報告を怠ったということも考えにくい。
全ては縦割り行政の弊害と緊急対応のトレーニング不足である。
今更ながら「ローマは一日にして成らず」のフレーズが胸中でリフレインする。
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日大・理事長の辞任了承に思う

2021-12-02 10:26:05 | 社会問題
日大の臨時理事会が所得税法違反の疑いで逮捕された理事長の辞任申出を了承したとのことだ。
理事長の脱税容疑には附属病院建替えに関わる背任行為も関わっているようだからとても辞任了承で済まないはずなのだがおかしな組織だねえ・・・。
もっとも昨日の臨時理事会では理事長の後任となる学長以外のすべての理事が辞表を提出したというから連帯責任の所在を表明したのかもしれない。
「権力の集中は遠からず腐敗を生む」とよく言われるが改めて痛感する。
ようやく辞任することが決まった前理事長は5期目の任期中ということだったが日大には多選を防止する決まりはなかったのか?
現状に異を唱える理事はいなかったのか?
おそらく心の中で「これではまずい」と考える理事もいたと思うのだが怖くて行動に出られなかったのではないか。
ともあれ日本一のマンモス大学は「出直しの時」を迎えた。
ここで重要なのはまず禍年の膿を出し切ることだ。
新理事長にそれができるのか?
新理事長だって前理事長によって学長にまで引き上げられたのだろう。
新理事長の人となりは知る由もないが場合によっては外部の新たな人材が必要になるのかもしれない。


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立憲民主党の新代表選出に思う

2021-12-01 11:58:49 | 政治
昨日立憲民主党の代表選が行われ4候補の中で最年少の泉氏が選出された。
年齢だけで人物を決めつけるのもどうかと思うがまずはその若さを快く受け止めたい。
とにかく野党第1党たる立憲民主党の低支持率には失望するばかりだからまず2桁の支持率を獲れるよう期待したい。
「今までの党幹部は自民党ばかりを見ていた」との言はなかなか勇気のある言葉である。
「国民のために働く政党」をどう国民に知らしめるか、は当然とはいえ結構難しいテーマである。
共産党との選挙協力について「まず党として衆院選の総括をしなければならない」というのは同感だが実はまだ9年前下野に追い込まれた際の総括も済んでいない。
それがいまだに低支持率に喘いでいる根源なのだ。
残念ながらこちらの方はもう総括する機会を失ってしまった。
今となっては今回の衆院選総括で出直すより道はないのだ。
「百里の道も一歩から」だからね。
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