マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

中国に抜かれる我が国の産業競争力

2024-04-15 20:19:08 | 経済

中国の国有旅客機メーカーである中国商用飛機が新たに開発したジェット旅客機C919 の最初のデモフライト地としてシンガポールを選んだとのことだ。

このところ米ボーイング社はご難続きで営業活動を自粛気味だがその間隙を縫って一気に世界シェアを奪おうという中国の魂胆が見え見えだがそれにつけても残念なのは日本の国産ジェット旅客機生産計画が頓挫してしまったことだ。

三菱重工が中心となって事業化を進めてきた国産ジェット旅客機プロジェクトが数度の出荷延期を経て結局解散してしまった。

中国の出来ばえについて詳細を知る由もないが表面上だけを見ると我が国の航空産業は中国に完全に抜かれてしまったようだ。

それに今や後塵を拝しているのはジェット旅客機だけではない。

EVもそうだしスマホもシェアからすれば中国勢が優位に立っていると言えはしまいか。

「中国は大国だから」という言い訳はこの際封印しよう。

少なくともYS-11の時代は中国はまだ何も航空機生産技術はなかったはずだ。

またガソリンエンジン車に限って言えば今でも中国にひけはとらないはずだがEVの時代になって競争環境は大きく変わってしまった。

携帯電話だってガラパゴス時代は日本の方が優位だったはずだったのだが、現況は推して知るべしである。

たとえ一度立ち止まってでも捲土重来を果してもらいたいものだ。

 

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「大阪万博まで1年」に思う

2024-04-14 15:16:02 | 中国

大阪万博開幕まで1年を切った。

先日はテレビの某番組が建設現場から実況生中継を行っていたが外周リングの工事以外はまだほとんど手が付けられていないように感じた。

さすがにこれでは本当に間に合うのか、心配になってくる。

聞くところによるとパビリオンの3分の1はまだゼネコンすら決まってないというではないか。

建設業協会のトップが言うようにもうデッドラインは過ぎていると思う。

これを関西財界の幹部が「建設業界は大阪万博開催に非協力的」と断じるのもどうかねぇ。

いずれにせよ万博協会事務局はもっと準備作業を急ぐべきだろう。

もっとも肝心なことはこの万博で来場者に何を見せるのか、何を感じさせるのか、を具体的にアピールすることだ。

今だに「いのち輝く未来社会のデザイン」のコンセプトだけではもう済まない。

例えば「空飛ぶクルマ」がどう会場を飛び交い何人くらいの人々が体験試乗できるのか、・・・こういったタマがもうそろそろ生まれてこないとおかしい。

もしもそんな具体的なタマがまだない、としたらそれこそ万博は中止した方がいい。

建設コストをキチンと管理することは当たり前だし、万博キャラクターを描いたラッピングトレインを走らす、スタッフのユニフォームが決まったなんてことは些末なことだ。

こんなことでみんながワクワクすることはないよ。

万博協会幹部の危機意識も明らかに不十分だと思う。

もしも失敗したら誰かが責任を取るのだろうか・・・?

 

 

 

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首相の米国下院演説に思う

2024-04-12 11:05:30 | 政治

昨日首相が米国議会でスピーチを行っていた。

日本のテレビがライブ中継をしていたのでつい見入ってしまった。

印象的だったのはあまりに多いスタンディング・オベーションだった。

かって一回の演説でこれほど多いオベーションがあったのだろうか、と思ったくらいである。

スピーカーたる首相も「ここぞ」という時にはスピーチを止めて間を取るので何やら仕組まれているような気さえしてくる。

ただ日本の国会みたいに与野党間で対応が分かれるなんてことはなくてほぼ満場一致だから素晴らしい。

スピーチの内容は筆者の拙い英語力で解したところ普通の美辞麗句が並べられこれと言った驚くべき弁舌は感じなかったがあの様子からしたら結構米国議員たちの心を掴んだのかねぇ・・・。

スピーチが終わって降壇してからも首相は感銘を受けた聴衆たちに取り囲まれご機嫌の体だった。

先ずは大成功の米国訪問だが帰国後もその強運を維持できるかどうか、・・・それは誰にも分からない。

 

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韓国の野党躍進に思う

2024-04-11 23:21:49 | 国際関係

韓国で昨日行われた総選挙は野党「共に民主党」の大躍進で終わったようである。

今回の総選挙は尹大統領の中間評価という位置付けになるが結局多くの国民はNOを突き付けたんだねぇ。

尹大統領は日韓融和策を推進してきたと聞いているので今後がちょっと心配だ。

それにしても韓国の政治体制は振り子のようによく振れるねぇ。

驚いたことに日本よりはるかに少子化が進んでいる。

受験戦争の激しさや若者の就職難も日本の比ではない。

そんなこんなで社会不安が選挙結果に表れたのかもしれないが「共に民主党」政権になれば状況が直ぐ変わるのだろうか?

もう少し頭を冷やした方がいいぜ。

そういえば韓国でいつも不思議に思うことは大統領が退任後に後継政府から糾弾され不遇な末路を辿ることが多いことだ。

あれは一体何なんだろう。

権力の座に上り詰めたら必ず悪事に手を染めるなんて、・・・挙句の果てに怨念報復合戦なんてどうにも理解が出来ない。

こんな悪弊だけは見習ってほしくない。

 

 

 

 

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中日ドラゴンズの「春の椿事」に思う

2024-04-10 11:07:05 | プロ野球

このところ中日ドラゴンズが好調を続けている。

昨日は好調横浜ベイスターズを撃破しついに首位に躍り出た。

筆者は2年連続最下位に甘んじた中日ドラゴンズを酷評してきたが昨今の好調ぶりがどうにも信用できない。(笑)

今だに狐につままれたような気がしてならないのだ。

先週は敵地で広島カープと対戦、3試合とも完封勝ちは「一体どうしたのだ?」という気持ちである。

昨年中日の投手陣は貧打線に泣きさぞかし辛い思いをしただろうがゼロ封なら間違いなく結果はついてくる。

ただ打線は、と言えば相変わらず不安は残る。

巨人から移籍の中田だってもう最盛期は過ぎた。

中島もそうだろう。

去年からの主力であった高橋周や細川だってシーズン通して活躍できるかと言えばやはり不安が先に立つのである。

立浪監督のファイティング・スピリッツ欠如も心配の種だ。

結局昨今の好調さは「春の椿事」ではなかろうかと思ってしまうのである。

長年の中日ファンである筆者のこの予想を裏切ってくれればそれはそれで結構なことなのだが。

 

 

 

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