
なんか、いまの自分に妙に響く・・・

いいのか、それで・・・(失笑)

「ばしゃ馬さんとビッグマウス」69点★★★★




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シナリオライターを目指す馬淵みち代(麻生久美子)は
学生時代から真剣に書き続けているものの
いまだ芽の出ない34歳。

マジメなみち代は
社会人コースのシナリオスクールに通うことにする。

そこでみち代は
根拠なき自信に満ちあふれた年下男・天童(安田章大)に出会う。


大口ばかりたたく天童だが、
実は一度もシナリオを書き上げたことはなかった――。

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堀北真希主演「麦子さんと」(12/21公開)も控える
吉田恵輔監督の作品。

“ごく普通に、ありそうな日常”を描く日本映画は、
いま一番、うまくいってるジャンルだと思うんですが
そのなかでも吉田監督は
オリジナルな空気を紡いでいると思う。


本作も
「すげえ響く!」ではないけど、
なんかくるんですよねえ。じわじわと。

「何者か」になりたくて、もがいて、がんばって、
それでもうまくいかない主人公は
お尻がモゾモゾしてくるほど如実にリアルで(笑)

見ていて少し切なく、
それでも、見終わるころには
少し前を向ける感じがあって、そこがいい。

役者たちの自然なやりとり、
顔も含めてかなり個性的な

「ブツッ」と余韻のないカットのつなぎかたなど、
スタイルというか、
監督の流儀のようですね。
どうにもならないけど、まあ、がんばるかって

思えるの、悪くないですよ。
★11/2(土)から全国で公開。
「ばしゃ馬さんとビッグマウス」公式サイト
たぶん明日の夜には再び最悪のコールを聞くであろう。
さて本作、ばしゃ馬さんには「頑張りすぎやで~」、ビッグマウス君には「我、書かんかい」と突っ込みを入れながらいつの間にか涙が.......。
たぶん何百、何千という彼ら彼女らへのエールのような作品なのなかな~?
お勧め度3.6。
関ジャニ∞の安田君、思いの外良かったよ。某スマッ●の“な”がつかない方たちより将来性ありそうです。
麻生さん、最近真木さんに押され気味ですが、巻き返して下さいな。
「やだ~、泣けちゃった!」という方も
多かったようです。
麻生さんと真木さんかあ。
なるほど、確かに。さすがです・・・。