バレエ関係のドキュメンタリー映画って
けっこう見てるんだよねワシ。
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「バレエボーイズ」68点★★★☆
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ノルウェーの首都オスロで
プロのバレエダンサーを目指す
三人の少年を追ったドキュメンタリーです。
まさにリアル「リトル・ダンサー」の世界。
でも内容は
ビシバシのスポ根というより
彼らの友情と成長の青春物語、という趣き。
頬赤い少年だった子が大人になっていく
その過程が見どころで
彼らはもちろん、大変な努力も練習もしているが
映画が意図するのはそこではないようだ。
のせる音楽もポップスだったり
ダンスもモダンで自由さを感じるし、
全体的にどこか「のびのび」している感じがするのは
ノルウェーというお国柄もあるのだろうか。
(もちろんバレエスクールのランクや規模などもあるだろうけど)
そのうちに、彼らの一人が
かのロンドンのロイヤル・バレエスクールに招かれるかも……?となり
彼らの進む道がそれぞれに変わっていくのも
ドラマチックだ。
そして、それを聞いた少年の一人が
「あそこのバレエ団は伝統に忠実なクローンを作る」という言葉に
ほ~なるほどねー、と思いました。
★8/29(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開。
「バレエボーイズ」公式サイト
それにしてもバレエのドキュメンタリー映画って
けっこう多くある。
ドラマチックな要素が多いし、
一般人にとって、やはり憧れがあるものなんでしょうか。
今までに見た(憶えている)ものをあげておこっと。
もうすぐ9/19公開の
「ボリショイ・バビロン」(おもしろい)
「ベジャール、そしてバレエはつづく」
「パリ・オペラ座のすべて」
「BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界」
「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」
「志向のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて」
「ピナ・バウシュ 踊り続ける命」
「今日と明日の間で」
「ダンシング・チャップリン」もドキュメンタリーですな。