ロケ取材もしただけに
思い入れもあったんですが
「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」65点★★
愛媛県の高校書道部が
音楽に合わせて観衆の前で大書を完成させる「書道パフォーマンス」で
町おこしをしたという
実話をモデルにした物語です。
書道部の部長・里子(成海璃子)は
「書道は真剣に、一人で取り組むもの」という
信念の持ち主。
しかし
新任の顧問(金子ノブアキ)の
パフォーマンスに影響された部員が
「書道パフォーマンスをやりたい!」と言い出す。
その熱意に動かされ、里子ら部員は
見よう見まねで
書道パフォーマンスに取り組むが・・・?という話。
若さ溢れる活きのいい素材なだけに
映画にもっと元気と明るさが
欲しかったなあというのが
正直なところです。
まず
成海璃子演じる主人公が
マジメ一徹でおもしろみがないし
書道部員たちの家庭の事情や
町の状況も
ちょっと暗い要素が多い。
そのせいか映画のトーンが
全体的にしんみりしちゃってる。
ロケ取材のとき
現役高校生・書道部員たちのパフォーマンスを
目の前で見たのですが
本当に、胸をぐっとつかまれるような
驚きがあったんですよ。
音楽に合わせて踊ったりするだけじゃなく
最後に「書」という形が立ち上がってくることに
妙な感動がある。
個人的には
そういうところを
もっと再現して欲しかったなあと、残念でした。
ただ実際の書道部員たちによるパフォーマンスは
見どころですね。
キャストのなかでは
副部長役・桜庭みなみの
元気のよさが光ってました。
★5/15から全国で公開。
「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」公式サイト