この魅惑のお尻を見よ!
「クレイジーホース・パリ」73点★★★★
パリで60年の歴史を持つヌードショー劇場の裏側と演目を
フレデリック・ワイズマン監督が撮った
めくるめくドキュメンタリー。
ワシの大好きな
「さすらいの女神たち」は
豊満美女たちによるショーでしたが、
こちらは
スレンダー美女たちが主役。
「人体」の美しさをとにかく追求したショーで
アート性が高く、かつ官能的。
「さすらいの~」の肉体美とはまた違う魅力があります。
ダンサーたちはバレリーナ出身が多いようで
細くとも筋肉もあり、
かつ丸みのある女性らしい曲線が魅力的。
みんな大きすぎない美乳なのもいい(マジで。笑)
そうしたダンサーたちの鍛練と
光、影、鏡、さまざまな小道具、大道具を工夫した
ハイレベルな映像が見どころです。
冒頭とラストの影絵も
めくるめく世界へのうまい招待状になってる。
特におもしろかったのは
オーディションのシーン。
選ぶ側の好みが丸出しで(特に女性の審査委員が)
人の審美眼というか、女や身体の好みって
すごーくハッキリしてるんだな、というのがおかしかったですね。
ただしあまりにも粘着質なワイズマン先生(笑)
途中でさすがにお尻にもお腹いっぱいになり、
若干うつらうつらしましたが
それでも見応え十分!です。
★6/30(土)からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。
「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」