ブライアン・デ・パルマ監督、久々の手応え!


「パッション」72点★★★★




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若くして広告代理店のエグゼクティブにのぼりつめた
クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は


部下のイザベル(ノオミ・ラパス)と
新作スマートフォンのCMを手がけていた。
クリスティーンを尊敬しているイザベルは

彼女の期待に応えようと
あるグッドアイデアを思いつき、クライアントのプレゼンに望む。

成功を確信したイザベルだが、
しかし、思わぬ裏切りが待っていた――。

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いかにも官能サスペンスっぽい宣伝ビジュアルに
正直あまり期待していなかったので(失礼!)
「おおっ?」度が高く、おもしろかったです。

クラシカルなというか、しっかり手応えあるミステリー。
フランス映画「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」(10年)のリメイクだそうで
それは未見なんですが
設定を女VS女の闘いに変えたり



ラストにデ・パルマ節を盛り込むなどして
成功していると思います。
なにより
スリラーの動機が恋愛沙汰



職場でのパワーゲームっていうところが
好みだった点。

特にレイチェル・マクアダムスが
こんなに怖ええとは!(笑)

ふんわり巻き毛に愛されファッションで女子力高く、
しかしやり手で


笑顔で相手を懐柔し、操り、おいしいところはいただき

自分に驚異となってくれば全力でツブす(苦笑)

ディフォルメされているけど
ないとは言えない女の出世道の怖いこと!(苦笑)

タイトルは「悪魔のような女」がピッタリだと思うんですが
あ、そうですね、もうありますね(笑)
敵同士の視覚的な対比やベタな音楽など、わかりやすさもよく
そして仕掛けも忘れない。
ただ、終盤
デ・パルマ流になっていくのはいいんですが
あとさらにもう一歩、女のしたたかな頭脳戦が見たかったかな。

★10/4(金)からTOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。
「パッション」公式サイト