enjoy

炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

フキの佃煮

2007-05-26 17:14:06 | 食・レシピ

山菜採りの締めは、”フキ”

数年前までは、釜場の近くに住むおじさんの敷地のものを採らせてもらっていたが、崖崩れで通れなくなった年を境に行かなくなってしまった。
かと言って、わざわざ買ってまで食べるのはバカらしく思え、・・・いつも産直店でにらめっこしている。
この時期1度は味わいたくて、何回かは私が負ける。
そうしてお膳に並ぶのは、”フキご飯” それから少しだけ牛肉を入れて甘辛くたいた”煮物” が我が家の定番。

ところが今年はそれにもう1品、私のレパートリーが増えた。
かねてより作ってみたかった”フキの佃煮”
4月の末にうまい具合にレシピを手に入れることができた。あとはいいフキがあれば、いつでも挑戦する気満々でチャンスを待っていた。

「心で強く思っていたら、機会や捜し物はあらわれる」 と誰かが言っていたが、確かに言えていると思う。チャンス到来。
250g強が100円。しかも太くてたくましそう。おまけに新鮮!
初めての挑戦なので、とりあえず4束買う。

持ち帰ってさっそく、フキを水洗い、5㎝長さに切って水にさらす。数回水を換えて半日おく。
翌朝、鍋に」しょうゆ320mlとフキを入れて火に掛ける。
柔らかくなったら、砂糖200g、みりん40mlを加え、更に煮る。

ここでいったん中断し、釜場の仕事にでかける。

夕方、帰宅してから再度火にかけなおす。同時に炭火をいこし、七輪の用意をする。鍋が温まったところで七輪へ移動。ガス台では夕飯の準備。

05150001

今回は備長炭ではなく、雑木の炭を使用。トロトロと煮る火加減にはちょうど良かった。
傷がつかないように、混ぜるときは鍋を動かす。とろ火なので、ほとんど忘れかけた頃に中身を上下返すように鍋を動かす。
汁気がなくなるまで煮つめる。4~5時間くらい経った頃、ちょうど炭火もなくなり、最後の仕上げとして、ガスの火で鍋を動かして、汁気をとばす。

鍋に6~7分目ほど入っていたフキが、かさがグーンと減って鍋底に1~2分目しかない。男性の親指太さはあったものが、鉛筆よりも細くなっているのだから仕方ないのかも。
これだけ時間をかけて作るものとは知らず、今までタダでくださった人達に感謝、感謝。

さて私はと言うと・・・
作り始めたときは、日頃のお礼に!と、いろんな人の顔を思い浮かべていたけれど、出来上がり間近にはすべて消え去った。とてもじゃぁないけど、人に分けてたら何にも残らない。おまけに娘が再三、味見にやってきて、舌鼓をうっている。あっという間に売り切れそうだ。

来年は自分でフキを収穫してきて、1kgと言わず、大鍋いっぱい作ってみようかな。


3人展

2007-05-22 15:28:04 | 日記・エッセイ・コラム

先週末の話になるが、”イラスト&クレイアート展”を見に行った。プチクレイアートのyasukoさんと友人の3人展だ。

釜で箱詰めの作業を終えて、来客との応対を済ませて帰宅。シャワーを浴びて、夕方近くに出発。
宅配ついでにちょっと足をのばしたところが展示会場だったので助かった。

2月の炭アートでは、主に小さな炭を用いた作品だったが、その後のHPやテレビで見た県文化会館に展示してある作品は少し趣向が違ったように見えたので、行くのが楽しみだった。

研修室の1室。展示を終えてまだ間もない時間に到着。
yasukoさん、ちょっとお疲れ? まだ一息つく前だったからね。

パステル画にひかれて、まずは絵から見ていく。
子供の頃から”こんな絵を描けるようになりたい!”と思っていたまさしくその憧れのような絵。どうやって、こんな色を出すんだろう?濃淡のつけかた。
「すごい! いいなぁ」 聞くと、育児の合間に描いているそうな。ますます尊敬!あきずに眺めていたかったけど、先を急がねば・・・

もう一人方の作品は詩(メッセージ)と絵。 ファンタジーの世界。
私には絶対に表現しきれない素敵な世界。持って帰って部屋に飾っておきたいような、夢の世界を感じた。
yasukoさんは、すごい人達とお友達なんだなぁ・・・まさに芸術家たちの世界なんだろうなぁ。

さて、yasukoさんの、炭を使った作品とプチクレイアートの世界。
大きな炭をあしらった作品を見て、「あれ?前のこんなに小さかったっけ??」
しゃがみこんで、テーブルに目の高さをあわせて、じっくりと見た。「2㎝の世界って言ってるけど、2㎝もないんじゃぁない?プチもぷち。細か~~い」

大きな炭の株やかずらに巻かれたあとのうねりを利用した作品。”ウェーブ” 波をイメージさせて、小さな粘土細工でサーファーをもってくるなんて、すごい!
真っ黒の炭が青と白の海、大きな波に見えてくるから不思議だ。

わずか2センチ足らずの人形に1つ1つ違った表情が見える芸の細かさ。飲みかけのビ-ルなどを表現する技。
それら小さなものを幾つもそろえて、1つの作品にまで仕上げるには、はかりしれない根気がいるだろうなぁ。感動!

フーシェさんにも会えた。まさかこんなに早く再会するとは思わなかった。それだけに何かしらの縁を感じずにはいられない気がした。


ごんぱち (その2)

2007-05-15 22:45:40 | 食・レシピ

5月も半ばとなり、”ごんぱち”の今年の収穫は、昨日でとりあえず最後とした。

とりあえず・・・なんて言い方をするのは、今日釜場の土手にまだ何本かおいしそうな若芽をみつけたから。
明日、仕事の合間にまた採るかもしれない。たった数本を収穫したところでどうしようもないとは思いつつ、貧乏性なのか、ただのいやしん坊か?

それにしても今年はよく採ったし、食べた。
たくさん採った割に冷凍保存が去年並ということは、これいかに???

大盛り用のラーメン鉢2皿に山盛り作っても2日目にはほとんど残っていなかった。
長女がこの味に目覚め、抱え込むようにして食べるようになったことが理由。

昨日、長女は修学旅行で代休だった。娘を連れて仕事も兼ねて本宮までドライブ。
帰り道、空き地に駐めてごんぱちをさがす。

「この斜面下りるん?」 「危ないで、やめとこう?」なんて言う。
私が子供の頃のように家族で山菜採りとかしていたら、こんなこと言うはずもなく、ましてや田舎育ちなのに、知らずに大きくなってしまって、親としてちょっと反省。
「こんだけ苦労して採ってきてるんやでー」 「もっと味わって食べてや!」
「ほんま、大変なんやなー」
草が生い茂り、ごんぱちもかなりたけて、思ったほど収穫はできなかった。
「今シーズンは最後か・・・」と残念そうだが、納得していた。

両手で余るほどの・・・少量でしかないので、最後のごんぱちはナムル風とした。

皮をむき、サッと湯を通す。水にさらすこと一晩。(塩漬けに対して”生”というそうだ)
5㎝長さに切って、醤油と砂糖、ごま油を合わせた調味液に和える。

今日、夕飯に出したら、主人と長女が競うように食べていた。
大変だけど、これだけ喜んで食べてくれたら、まぁ作りがいもあるかな?


GWって?

2007-05-04 18:15:06 | 日記・エッセイ・コラム

世間ではゴールデンウィークたけなわ。
家の前の国道も、いつもと違って車が多い。

”GWって何?”
これは先々週に送ってきた息子のメール。
「えっ? ”GW”で通じないの?」 不思議に思いつつ、
”来週からのご予定は?”とメールで聞けば、
”29日試合。3~5合宿”と返事。
柔道づけではGWとは言いたくないか?!と変に納得してしまった。

そう言えば、私も高校時代は”クラブ一色!”だったっけ・・・

娘たちも29日、3日、4日とお弁当持ちでクラブ。試合と練習でうまっている。
とりあえず、来週に修学旅行を控えているので、明日から2日間だけお休み。

お陰で私も仕事がはかどる、はかどる。
と言うか、後回しにされていた事務仕事などかたづけるのに追われる日々だ。

それでいて、子供達の試合の応援には、しっかり飛んで回った。
我が子だけでなく、今までに一緒に練習してきたことのある友だちや先輩の応援。
朝まで窯出しをしていた主人は後ろで寝、友人と道場の先生と4人、私の運転で和歌山まで。
天侯に恵まれて、それこそドライブ気分だった。

子供達の応援と称して、ちょっとだけ、お休み気分が味わえた。