数年前、『半世界』という本があって、映画化する為のロケ地を探しているという話を炭焼きのHさんから聞いた。
その後、完成した映画をわざわざ和歌山市まで観に行って、「ちょっとあり得ん」とHさんは言っておられた。
ずっと気になっていたら、去年見学に来たJさんが「ネット配信で観たゴロちゃんが、釜出しとかしてた一緒や」と言っていた。
それを知って、家族そろって観ようと待っていたけど、なんせバラバラ
結局、娘と二人で鑑賞した。
二人だけで、よかった こんなの主人には見せられんわ
ここからは、ちょっとネタバレになるので、見たい方は、見てから読んでください
木くべをしてるシーンでは、「炎を見ていると…」なんて、のんびりいすに座って夫婦で会話している
そんな暇は…
つい先日の”ねらし”。
釜出し前に、釜の様子を見ながら、1日くらいかけて釜の口を少しずつ開けて空気を入れて温度を高めていく工程。
約1時間おきに1つずつ石を外していくのだ。
約1時間おきに1つずつ石を外していくのだ。
この日、主人は山の仕事があったので、私が釜場へ行って”ねらし”をした。
お昼から夕方まで、ボ~ッと釜の前で座っている暇などない
釜でやらなきゃならない作業をしながら、時間を見計らって穴を開けていく。
確かに、体力のいるキツい仕事ではあるけれど…
誰だったか忘れたけれど、移住してきたとき「炭焼きは、たいがい長生きや」と言われた。
確かに私の知っている限り、すでに虹の橋を渡られた人も含め、みな定年関係なく年取っても炭を焼いておられる
長谷川さんのセリフ「手伝ってやるべきだった…」だと、ゴロちゃんの死はまるでこの仕事はキツくて早死にしたみたいに聞こえる
ゴロちゃんの死は、持病を持っていた…くらいの裏付けにしてほしかった。
備長炭は硬いのは確かだけれど、人をたたくには まず、武器にはならないでしょ(笑)
さすがに映像にはならないと思ってた
反撃シーンで、黒い棒のような物で数人を何度もたたいていた。
まさかねぇ…
まさかねぇ…
気になって、早戻しして確認した。
よ~~~く見ると、炭に模した棒 ムリあるよなぁ…
ロケ地は、三重。
同じ紀伊半島でも、こちらの反対側。こっち以上にいりくんだ海があって、山と炭窯。
特に海は、美しい風景が選ばれて映されていた。
警察署を出た所で後ろに映り込んだ”伊勢市駅行き”と書かれたバスが走っているのを見て、この通りはどこだろう?と、二人して気になった。
また、”宇治山田”行きのバスに乗るシーンなどもあって、4年間伊勢で過ごした娘は懐かしんでいた。
何度も走った私は懐かしむより、距離的にちょっとムリがあるやろうって思わずにはいられなかった
これを投稿するにあたって、画像を探していたら、裏話が書かれたホームページにいきついた。
細長い三重県、それなりに広範囲で撮影されたようだ。
細長い三重県、それなりに広範囲で撮影されたようだ。
やっぱりね