今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

「ふし」

2015年10月10日 | 素材
あなたは「ふし」を知っているか?

「ふし」とは、素麺(そうめん)を伸ばす時に出来る端の部分で、少し厚みがある部分で出荷される時はここだけ、「ふし」という別の商品になり主に生産されている地元でよく食されたり、観光用のお土産として売られている、知る人ぞ知る通な食材だ。
(関西圏が多いのかな?)

↑画像を見ても解るように、確かに素麺よりは太く、曲がっている。(まな板の上に載せてある。)

イタリアンでも麺の太さは、
・1.8mm~2.0mmがスパゲッティ
・1.6mm~1.7mmがスパゲティーニ
・1.4mm~1.5mmがフェディリーニ
・0.3mm~1.3mmがカッペリーニ
と解れ、
細いパスタはトマト系やオイル・冷製系など軽いソースに向き、
太いパスタはカルボナーラやクリーム系に向く。
ランチで席の営業の回転をよくしたいからと、早く茹だる細麺をクリーム系のパスタに合わせるのだけは勘弁な。
(しかし、酸味が嫌いだが日本の「ナポリタン」はトマト系だけど、太麺を使うよな、不思議だ?)

話を戻すが、
これは三輪素麺の「ふし」だが、素麺自体がかなり美味いので、本来味噌汁に入れたり、揚げてサラダに散らしたりするのだが、素麺みたいにそのまま麺つゆで食べても、レベルが違うと感じた!!。


そして、↓定番の味噌汁に合わせる。

上記のパスタの太さではないが、普通の味噌汁だと、サラサラしているもの同士、味があまり乗らないかな?と思って、粒子の荒い赤だし味噌の、しかも半額で安かったアン肝の味噌汁が余っていたのであわせてみた。
最高に美味い!!

「ふし」自体も意外に安いんだ。