今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

TKGにおかか(鰹節)

2015年11月08日 | 素材
最近、卵かけ御飯に、おかかを入れる事にハマッている。
昔は、あまり卵かけ御飯を食べさせてもらえなかったので(カロリーが高いから)、
卵かけごはん自体がありがた過ぎて、何かを加えるなんて贅沢はしなかったんだが、
本格的にこだわった時の料理で出汁を取るのに、鰹節が余ってしまったのでやってみた。

美味過ぎる。

昔TVで地井武男が、
卵かけ御飯は、全部をかき回しては駄目で、なんとなく混ぜて、食べる度にいろいろな味や味の変化を楽しんだ方が美味しいし、楽しいし、飽きない、全部混ぜてしまうのは子供がする事みたいな趣旨を言っていたのを実践してみたら、確かにそうなんだ、これだけは間違いない、いろんな味がするから楽しいんだ、口に入れる度に違う醤油の分量、卵の分量の、割合が変わるから、楽しいし、毎回違う味わいがある。

卵かけ御飯が嫌いな人は、もう1回、
醤油だけで、あまり混ぜないで食べるか、
おかかを入れて食べるか(おかかをいれた時は混ぜた方が良いかも)
をやってみそ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米100%のパスタ

2015年11月08日 | グルメ
小麦がもし輸入をストップされたら?(自国で生産出来ない国はツライね。)と考えて、
米で作られた生パスタを食べてみた。
「フォー」みたいなモノを想像していたが、

(形はパスタなんだけど、最初はどうなるのか半信半疑だった。左は玄米・右は白米。)

1回水で〆ることによって、

尋常じゃないコシがある。

パスタを〆るのは少し抵抗感があったが、そうしろと書いてあったので、最初だし、基準が解らないとアレンジしようがない。

で、カルボナーラ仕立てに

作っていて、冷水で〆てソースで絡めて、火を入れつつ熱くするパスタに、熱を入れてはいけないカルボナーラはチョイスを失敗したな、と半泣きで反省しつつ作って、
(ある材料で作ったので、ボイルした鳥の胸肉とボイルしたブロッコリー、黒コショウは高いから白コショウで、生クリームは常備していないから僅かな牛乳、冷凍の粉チーズで弱火→中弱火→弱火でコントロールしながら卵が固まらないようにビクビクしながら気を付けて、トロトロにワリと上手く出来て)

食すと、おぉ?、結構コシがあるな~と、
小麦では無いから、凄く、あっさりとはしているから良い気はしたんだけど、
やや、パスタの表面にザラ付き(米の粒子)を感じるかな。
でも、フォーとは確実に違う、現代の科学力を侮っていた。
そしてグルテン・フリー(小麦粉のたんぱく質を練らないので、グルテンが出ない、米100%だ。)

そして、次は、白米バージョン↓
何にしようか?(カルボナーラは失敗とは言えないけれど・・・)

・トマト味はリゾット風になるかな?
・アーリオオーリオでペペロンチーノはチャーハンに近いか?(中華風もありっちゃアリだな、作れないけれど)
う~ん、

そっか、米で洋食ということは、自分が1番その食べ方で美味しくて簡単で思い付くのは・・・
「バターご飯」だ。
見た目は、イタリアンのパスタだからと、醤油を使う事に気おくれしていた。
もっと、日本の醤油、ソイ・ソースを全面に打って、世界に出て行っても良いのでは無いか?
(外人にもバターご飯をやらせたいね。先ず、アジアでは確実にイケルと思うが・・・、西欧人はどう思うのだろう、山葵と醤油ドレッシングのサラダとかから食べて理解していって欲しいな、中東の人は山葵は先ずは抜きで、米はサラダ感覚の穀物という食材だものな。キヌアのような位置付けというか。)



と、いう訳で、熱したフライパンにバターをいつもより少しだけ気持ち多目に入れ、焦がさないように溶かし、冷水で〆、よく水を切ったパスタ(水1滴の味の違いって結構デカイんだ)を投入し、弱火であたためつつ、ほんのり温まったら、醤油を本当に気持ちだけホンの少し多めに(小さじor小さじ半分+4~5滴)入れて、焼きうどんじゃないから、絶対焦がさないように、1度全体を和えた後、解けたバターとフライパンを回しながらトロトロにしていく。
醤油は焦げ易いから、ツライんだ。(焦げると、苦くなるのが引き立つし、もしかしたら、そういう所が醤油はソース文化では使いヅライのかな?、アジア人は焦げた香ばしさが良いというが、繊細な乳製品のコクのあるソースの特徴を打ち消す醤油は相反するのかもしれない、だから油っぽいモノをコントロールする油と合わせる(合わせない場合もあるが)ドレッシングや、バターご飯が合うのかもしれない、森のバターとも称されるアボカドとか。

そして、ソッと作って、そっと皿に盛る。

「いつもの」白が強調された皿では(メラニーやボリスなら面白いのかもしれないが)、
白いテーブル地に白い皿に白い食品で気味悪いから、
少しフチがある、良い皿に盛ってみた。(醤油を絶対焦がさなかったから良かった。)
これが美味いのなんのって。
高級バターご飯だけど、ホンモノのパスタで(やっと世の中に醤油パスタがある意味が解ったが、多分、こっちの方が和風味はシックリくる)、フォークが止まらなかった。
(ちょっと尋常じゃない。2回目も同じように作れるかというと不安だが、いや、驚いた。)

ネギとかボイルした鳥の胸肉とか、シーフードミックスを入れようか迷ったんだけど、
引き算の法則でいうと、違うなって。だってバターご飯にネギは載せないでしょ?
これで正解だった。
(いろいろ考えたけれど。)

途中1回だけ、納豆パスタを考えたんだが(ネギを散らす発想から納豆へ)、
あまり、日本という事に固執し過ぎると、シバラレルなと、バランスが大事だから、退く時は退かないとと思って、やはり初志貫徹でバターご飯味にした。

コツを掴んだり、慣れたら、納豆とか、海鮮類のバター(+醤油?)とか、薄い海鮮味噌バターとかでも面白いかなと少し空想してみる。

(あと、願わくば「無化調」で出来ないだろうか?と今後の化学力にも期待する。)

☆米食の優れているところは、唯一米食が粒食という所だ、パン・パスタ、クスクスでさえ、粉食だし、
あまり粒食は、世界中に無いんじゃないかな?
(粟とかヒエ・・・僕は美味しいと思うけれど、米食程、栄養価とかの問題や、腹持ちは良くないだろうし)
と、米の再発見が改めて出来た。

2015年6月~、米が精米の精度が変わったのか?、TPPが可決される事が決まっていたので、外国の米と差を無くす為にか?、わずか~に、糠臭くなったような気がする。
買う店舗や水・ジャーを変えてみても、他人が食べても同じ感想を言った。
(保温時間を前は、48時間近くても、こんなに6月~程ではなかった、いきなり凄い事になった。冷凍してレンチンすると冷凍臭が、確実にするのでキライなんだ、それだけは我慢出来ない。)
この年の米の品質が違うのかな~?

折角発展と研鑽・進化してきた、米文化だから、ちょっとづつ国民を慣らして壊して欲しくない。
もっと自国に地域に誇りを持って欲しいなって思った。
残留農薬の表示有無などはISD条項で変えられてしまわないだろうか?
せっかくの稀有な粒食文化なのだから世界に誇れる。
醤油も。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする