今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ベーコン自作

2017年06月16日 | 素材
次はウイスキー風味のチップを作ってみよう。
一掴みのチップ(リンゴ風味・・・ホワイトオーク樽だとウイスキ×2で意味がないからリンゴ)に、なんと贅沢に山崎を30mlほど。

ふりかけて

一晩ザルなどで乾かしておく。

これで風味が付く(多少)

今回は正式にベーコンを。
量が少ないので、2分割にして2種類のやり方を。

とりあえずビニールの重さをはかって
差し引いて肉の重さを計る。


①「湿塩法=しつえんほう=立て振り法」はソミュール液やピックル液などに漬け込み、大きい食材全体に均等に塩気を回す事が出来るが、水分を使う為に脱水しにくく保存にあまり適さない。

※ソミュール液は塩水、ピックル液はニンニクやタマネギ・香料を入れたこれもいわゆるソミュール液の仲間。

肉が入る量の水を量る

その水を鍋に入れ→カップなどで測る。

ソミュール液を作る。
・水
・塩は肉の10%
後は好みで
・黒コショウ
・ローレル
・砂糖
を沸かして

あくを取り

冷まし、ジップロックなどに入れて肉を漬ける。

ボールの入った水で空気を抜く。

ななめに空気を抜いていく。

密閉してチャックを閉める。

ピッチリと!!


「乾塩法=かんえんほう=振り塩法・乾塩せき法」は塩やスパイスを

直接擦り込む方法で脱水し易いので保存向きだが、塩気がまばらになり易い。


塩の量の算出計算は・・・
(上が湿塩法=立て振り法)水の重さ「g」=水の量「ml」の10%~15%の塩
(下が「乾塩法=振り塩法」)肉の重さ「g」=塩の量gが2%~4%(2%が多いみたい)


もし漏れた時、悲惨なのでビニールを2重にしておく。

両方共。

①②それらを冷蔵庫へ。

一応、バットをしいた方がいいな

チルドでなくてもいいだろ。


②のすり込んだ乾塩法の方は1日1回上下をひっくり返す。

1週間後、ボウルに入れて3時間~5時間ぐらい塩抜き
(その間に外出など別の用件を済ませてしまう)

塩抜き加減は端っこを切ってみて、

フライパンで焼くか、レンジで蓋をしてチンし、少し薄いぐらいぐらいが(外から塩が抜けていくので)丁度良い。=中心は塩気が強いということ。

ペーパータオルなどで水分を拭いたら

網などの上で乾燥

自分は60分ぐらい扇風機(首振り)にあてて短縮乾燥させた。

ほかのものをやって少し風の当りが弱いので、

風の高さに調整

その後、1時間冷蔵庫へ入れ、全体を乾燥


乾燥の間に洗い物(ビニールのベタ付きを洗剤で)

こういう事が大事

キレイになった。

昨日使って洗い、乾かしておいたボウルとザル(←ケーキの粉ふり)に

アルミを敷いて、冒頭のウイスキー風味のチップを蒔いて、ザラメも混ぜる(←ザラメいらないかも)

ベーコンなど肉類は肉汁が垂れるので、更にもう1枚アルミを上から敷く。

箸などで軽くお椀型にしてみたり、

冷蔵庫で乾かしておいた肉を取り出し、
(肉の表面が突っ張るぐらいまでよく乾かさないと燻製は難しい、中の水分が蒸発して苦くなったり酸味が出たり、保存期間が短くなったりするのは、乾燥度合いによるものだ)


【燻製】
25分燻製10分放置。

ソミュール液に漬けた湿塩法の方から(少し割れてしまっているが出来ない事は無いだろう)

こんな感じ、少し温度が高いのかな?(もう少しボウルをズラしても?)

中身はこんな感じ(やはり火が入り過ぎかな?、でも怖いからベーコンエッグなど火を通して食べようっと)

1晩ぐらいおいておかないと食べられない。

乾塩法の方は、飲み終わった紅茶の葉を乾燥させたものを普通のチップに混ぜる(ザラメ無し)。

チップは10g計量(一握りだと段々ズレてくる)

そして上記と同じ様にアルミを2枚敷いて燻製

弱火で同じ時間燻製

こんな感じで完成。

中身(まあ、これだけ火が入っていれば安全か)

これも1晩ぐらい寝かさないと煙くて・・・

※ザラメを入れなかったら、アルミにこびり付かなくて、洗い物が凄くラクだったのと、過剰に煙が付き過ぎることも無かった。

とりあえずは、出来た・・・、煙臭くなくなってから調理して食べよう。







半熟卵の漬け汁3段活用!!(と「鳥すき」)。

2017年06月16日 | 今日の料理
下記2枚は燻製の時と同じ写真で申し訳ないのだけれど・・・
 ↓
麺ツユの素に漬けた半熟ゆで卵の、

汁が余っていたので

魚をさばいた時に何かに使うかなととりあえずアラと骨で取っておいたダシで

割り・・・


池波正太郎の鬼平のドラマじゃないが、砂糖を少し入れ(あまり甘いの好きじゃないので)、ネギと「鳥すき」にしてみた。

肉に火が通ったら、

溶いた卵につけて食す。

激ウマ!!(七味が又!!、たまらない

最後に、椀にご飯を少し入れてかきまぜて食べると、又、これが鳥のダシを吸っていて・・・言葉にならない。


今回鳥を多めに入れたので一気に全部食べないで残しておき

翌日、肉と少しの汁を取り分けて

親子丼に(元々、半熟ゆで卵を短時間漬けたものだから、卵同士でまあ、風味もそんなには大丈夫でしょう!!)。

・外で食べたら、こんなに肉が入っていない!!
・卵はたとえ1個であっても、2回に分けて、仕上げに入れてトロトロにするのがコツだと思う。
基本卵とじは系は、卵ご飯(TKG)の延長線上だと認識して、TKGを意識し作る方が美味しい気がする!!


取り分けた汁は固まるが、

上の部分は鳥のラードなのですくって、炒め物などに使い(鳥の醤油味だから野菜炒めは勿論、チャーハンとかも面白そう)

ニンジンを型で抜いて(別にそのままでもいいのだが、遊んでみたくて)、
上:桜
下:桔梗←「うぬ明智か、是非に及ばず」と本能寺の変か、坂本龍馬の家紋をイメージする。

鳥のラードを温めた鍋で溶かし

ニンジンを軽く炒め(型を抜いた周りの部分のニンジンも使っているのがポイント、自分で食べる分は捨てない!!)、

賞味期限ギリギリのさつま揚げを軽く炙るぐらい焼いて(油が出ないように周りを固め・・・お湯をかけるのも面倒だったし、別に炒めなくても良かったのかもしれないが、一応この方が美味しいかな?って)

取っておいた醤油っ気のある汁を流し込み、

コラーゲンがゼリー状なので弱火で溶かす

そのままだと味が濃いので、魚をおろした時に、とりあえずとったダシで薄める(=ダシは強くなりダシのパワー増し)。

なんとなく酒を少しだけ入れて、

1度沸かして沸いたら瞬間弱火にし、煮立たせないように中火から~弱火でコトコトと15分~20分ぐらい煮たら、蓋をして余熱調理で放っておく。

食べる時に煮立たせないように軽く温めておかずが1品完成。
(煮立たせると、こういう揚げ物類は揚げ油が出てきてしまうので煮立たせない)

和辛子を添えて食べると、なんとなく九州の味って感じ。

にんじんは、味が入り過ぎてしまうので薄いよりも少し分厚い方がジュっと煮汁が出て美味しいかも。


これら(①~③)のこういう料理って楽しいよなー。




なぜか燻製に挑戦。

2017年06月16日 | 素材
燻製が大嫌いなのだけれど、
(とにかく、薫香がキライなのと、どれもこれも塩気が強くて、薄味好きの自分には耐えられないの、20代だか10代の頃はドラムカンで作っていたんだけれど、あの受動喫煙の様な感じが好きではなくて、中3が吸うセッターはたまに美味しいなとは思ったけれど)

で、100円ショップの材料で作れるということと、何故か燻製の原理を知りたくなって作る事にした。

材料はホタルイカのボイル(古い割引)、自家製味噌、有機プルーンを扇風機などで乾かす。
(今の時代に扇風機があったよ、流石、お祖母ちゃん!!!)

あと、半熟タイマーで茹でた卵(うちのタイマー少し早く出した方がいいんだけれど、たまにしか使わないからどうも感覚が・・・)を、半熟と硬い黄身を1個づつ

それぞれ麺つゆに漬けて(何時間漬けたか忘れました、各自ネットで調べて下さい、正解は無いので)、

漬けたのを1個(半熟の方を1個食べ)と、硬い黄身を取り出し、汁気を切る。

これも乾かす。

こんな感じで並べて、硬い黄身にしたのはこういう理由。
(実験してみたかった↓)

リンゴとホワイトオーク(ウイスキー)のチップを手に入れたが、今回はホワイトオーク(ウイスキー)の樽をチップに使おう(ウイスキーの甘い香りが良いね)。

ボウルにチップをひとつかみ(約10g)

とザラメ(同量←後で解るがこのザラメが煙がまとわりつき過ぎるのと後片付けがこびり付く事が判明、ザラメは煙の乗りを良くしたりする効果があるが要らぬ気がする!!面倒だし、無駄に金というか材料が、かかるだけ、それがしは要らぬ!!、まだ茶の葉の方が良い)

「ケーキ用の粉ふるい」を網代わりに置いて蓋をし、煙が立ったら超弱火で5分~7分燻製して(この時煙が出てから蓋のボウルをするのか、そのまま蓋をするのか温度の上がり方が違う、あとズラして隙間を少しあけた方が水蒸気で苦くなる事を防げる)、

10分蒸らし(ステンレスはすぐ温まるし、冷めるのも早いので火傷とか安全性も、一応冷めない限りは手で触らないが・・・)、

完成。

・硬い黄身はあまり美味しくなかったな、少し置いた方が良かったかも。
・ホタルイカは(本当はソミュール液という塩を溶かした液に漬けるがそのままでも塩気があった、きっと海のものだし塩気を含んでいるのと、ボイルして市販する段階で塩茹でしてあったんだなという結論)、まあ、そこそこ美味しかった。ツマミになるというか。
自家製味噌の燻製、これは時間をおかないで食べると、凄まじい美味しさ、日本の最初のチーズ、醍醐とか(奈良へ行っても食べた事が無いけれど)、そんなイメージを彷彿させてくれる旨味の増え方だった、ただ時間を置くと逆に渋みが増す感じ。
・有機プルーンは、これは、う~んって感じ。別に燻製にしなくても・・・て。

半熟卵は、やはり熱が少し入るので、もう少し緩めの半熟にしておけばよかったかな。
まあ、普通に美味しいって感じ。

なるほどね。







鶏肉とゴボウの半熟柳川風。

2017年06月16日 | 今日の料理
ヅケダレから→さつま揚げ等を煮た後の魚味の煮詰まった出汁(醤油と酒・ダシ・おそらく砂糖も少し?)が余っていたので、魚を捌いた時のダシで割っておいて、

ゴボウをすり洗いしてから半分にし、

回しながらササガキにしていくのだが、

結局ピーラーでやった方が

早い事に気付いたのだが。

冒頭のタレとダシを温め味が薄ければ醤油と酒を足して、

解凍した鶏肉を肉汁と共に入れ、

(どうせ後でアクを取るし↓、その分の旨味と野趣溢れるチカラ強さを足したいので一緒に入れる)、

軽く鶏肉に火が入ったらゴボウの水気を切って入れ、

サっと煮る、鶏にもゴボウにも『概ね、なんとなく』火が通ったら(牛蒡は歯応えを楽しむ食材でもあるので完全には煮過ぎない)、

火を切って、蓋をして余熱で放置しておく・・・余熱調理。

食べる時に温め直して、

溶き卵を回しかけたら、2.3秒煮てすぐ火を切る。

そのまま鍋敷きの上に出して、ドジョウの様に小ネギなどの薬味を添えて供す。

尋常ではない美味しさ。

・豚肉で作る場合もあるらしい(少しシツコそう、勿論牛肉も、でも鶏がキレがあるのではないだろうか?)

・ご飯にかけて食べても、これが又、尋常ではなく美味しいの!!

・身体に良い(栄養価よりも繊維質とミネラルなど土のパワーが!!!)

※味は薄くしても、ダシを効かして余熱調理で染み込ませる事がポイントかな。
(汁をやや飲めるぐらいの塩分濃度、「やや」だけれどね、ガブガブは飲まないでしょ?)

地味だけれど相当パワーが出る。

サバのダシでいろいろと。

2017年06月16日 | 素材
サバを捌いた時の骨やアラからとりあえずダシをとったものが余っていたので、

サバ節みたいなものなので、先ずは、味噌汁に、汁を飲むものなので具材は単品だ。
(サヤエンドウあまり好きじゃないけれど、これなら一瞬で終わる)

天汁にしてみたら、

サバ節の天汁で作る(ミニ)天丼は凄まじい美味しさだった。

やっぱりダシだよ。

野菜&ダシの美味しさは、スゴイと思う。