エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

春の空

2013年05月03日 | ポエム
昨日は、八十八夜であった。
夏も近ずくのである。
だがしかし、このところ低温が続いている。

昨日は、北海道などでは積雪があったとニュースが伝えている。
雪掻きをする人々が流れている。

長崎などでは42年ぶりの低温だという。
昨日、ぼくは月一回の句会であった。
ぼくの俳句は、まだまだ人の琴線を鳴らせない。
とにかく詠み続ける・・・その研鑽を怠らずに精進するしか方法は無い。
浅学非才のぼくにとって、王道は無いからである。



そんな事を思いながら、空を見上げた。
雲が密集して空を覆っていた。
垣間見える空の青は、確実に夏のものである。







「句会はね見上ぐる天の夏隣り」







今日の句会、主宰の予選を投句全てが通過したけれど、なかなか本選に進めない。
句の形は出来つつあるのかもしれなけれど、そこからの詩情などが欠けるのだと思う。

よく対象を見つめ、素直に文字に写す事を心がけたい。



句会の会場の前庭に矢車草が咲いていた。
淡く、ささやかに咲いている。

そんな咲き方に好感を覚えたのであった。



       荒 野人