エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

乗鞍紀行・・・歌曲「落葉松」と迎え梅雨

2013年05月22日 | ポエム
日本の音楽会に、駿優な人材を輩出、あるいは育てた教育者でもあった小林秀雄氏の歌曲である。
ぼくは俳句結社「からまつ」に入ってからと云うもの、この歌曲が大好きになった。

とりわけからまつの同人の皆さんや、会員の皆さんに聴いて頂きたいものである。
しみじみと「からまつ」の素晴らしさが感じ取れるのである。


落葉松・中沢桂.wmv






時は今、からまつ若葉の季節である。
この歌曲は、走り梅雨に降り籠められた時間に聴いて頂ければ嬉しい。

中沢桂の正しい日本語の発声は、素晴らしく耳に心地よい。







「迎え梅雨からまつは今濡れもせず」







時として、走り梅雨、迎え梅雨が降る。
そんな季節でもある。

本田武久氏による落葉松も、この記事の前にアップしてある。
合わせてお聞きいただければ幸いである。



      荒 野人

本田武久:落葉松

2013年05月22日 | ポエム
本田武久の伸びやかな歌声は、心に沁みるのである。
落葉松の歌曲は、我が俳句結社「からまつ」の歌のような気がしているのである。




本田武久:落葉松(2009.9.30)



雑木林で拾った胡桃は栗鼠が齧っている。
その齧り具合は、由利主宰の語りによって神話となる。



           荒 野人