富士山と芝桜

富士山と芝桜が、素晴らしくマッチする。
このコラボレーションは最高至上である。



日本一高い山と、地表を縫うように咲き誇る芝桜。
その明らかな、高低差が感動を与えるのだと思う。

大地に華、天空に山。
絶妙である。



秩父の羊山公園の芝桜は、まるで盆地に芝桜が這い茂る佇まいである。
バックには「セメント材料の山「武甲山」
無残に削り取られた山肌が、独特の景色を成す。

ここ、本栖湖の芝桜は池を中心にして這い茂る。
広さは、羊山公園を凌駕する。

バックは、世界遺産にほぼ当確の富士山である。



誠に日本人の心の故郷・・・である。
成田や羽田の空港から、海外を目指す時に眼下に見える富士山。
帰国の時に出迎えてくれる富士山。

関東地域の誉れである。
富士山の傍で、産まれ育った事を誇りにしたいのである。

ぼくの誇れることは、二つしかない。
いつでも富士山の見える場所で生きてきたこと。
もう一つは、いつでも井戸水で生活出来ていること・・・。
である。







「芝桜富士に抗う術もなく」







富士山。
フジヤマでも良い。

人々が恋焦がれた富士山・・・富士講の脈々と続く歴史。
登れる時に登らないと・・・ぼくのように登り損ねてしまうよ。



　　　　　　　　荒　野人