昨夜は満月であった。
けれども、淡い雲が掛って、月の周囲に暈が刷かれていた。
その暈は、妖しげであって疎ましい。
やはり月は鮮明を以て良しとしたい。
なんたってかぐや姫のおわすのであるのだから・・・。
昨日も今日も、下手な俳句を詠み続けている。
写生する心。
写生を尊ぶ気持ち。
写生して昂る思い。
とにかく、写生こそが原点と信じて詠み続けるのである。
イツカ、コペルニクス的な転換期が来よう。
その俳句の神様の啓示を待つのである。
写生と言っても、ぼくには、まだデッサン力が無い。
スケッチしているのである。
スケッチだから、いくらでも描ける。
ありのままに描けばよい・・・。
神様の啓示は降りて来るのだろうか?
「薄雲の暈のかかりし凍る月」
月に吠える。
萩原朔太郎の詩集だ。
アメリカ映画のキングコングだって、エンパイヤーステイト・ビルだったか、避雷針に掴まって月に吠えた。
狼だって月に吠えるし、犬ですら吠える。
ぼくも、裏声で月に吠えてみた。
なんだか、月を冒涜しているようで少しばかり赤らんだ。
荒 野人
けれども、淡い雲が掛って、月の周囲に暈が刷かれていた。
その暈は、妖しげであって疎ましい。
やはり月は鮮明を以て良しとしたい。
なんたってかぐや姫のおわすのであるのだから・・・。
昨日も今日も、下手な俳句を詠み続けている。
写生する心。
写生を尊ぶ気持ち。
写生して昂る思い。
とにかく、写生こそが原点と信じて詠み続けるのである。
イツカ、コペルニクス的な転換期が来よう。
その俳句の神様の啓示を待つのである。
写生と言っても、ぼくには、まだデッサン力が無い。
スケッチしているのである。
スケッチだから、いくらでも描ける。
ありのままに描けばよい・・・。
神様の啓示は降りて来るのだろうか?
「薄雲の暈のかかりし凍る月」
月に吠える。
萩原朔太郎の詩集だ。
アメリカ映画のキングコングだって、エンパイヤーステイト・ビルだったか、避雷針に掴まって月に吠えた。
狼だって月に吠えるし、犬ですら吠える。
ぼくも、裏声で月に吠えてみた。
なんだか、月を冒涜しているようで少しばかり赤らんだ。
荒 野人