エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

アランフェス協奏曲 を聴いている

2013年12月21日 | ポエム
雨の日が・・・だらだらと延長している。
冷たい雨だ。
午後三時半ごろには、練馬でもみぞれとなった。
初雪が降ったのである。

必要があって、外出したけれど手が悴(かじか)んだ。
帰宅して、直ぐに自室に籠った。

気分としては、少しばかり重かったのである。
そこで、村治佳織のギターを聴きたくなった。
一枚のCD、それはアランフェス協奏曲であった。


アランフェス協奏曲 Concierto de Aranjuez - Kaori Muraji 村治佳織



この曲を聴いて、次にノクターンを聴いた。
忽ち、晩秋の八ヶ岳の麓が脳裏に浮かんできた。







「葉の落ちる記憶の中の道を染む」







雨に濡れた枯すすきも良いものだ。
だがしかし、冷たさがひとしお身に沁みる。

大丈夫、石川PAの八王子ラーメンが味覚の記憶を引き出す。
玉葱の甘さが、口の中に蘇る。



やはり味覚こそが、記憶を蘇らせる特別な感覚である。



      荒 野人