エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

イルミネーション

2013年12月25日 | ポエム
イルミネーションの光を楽しんだ。
豊島園の電飾である。


比較的暖かい一夜であった。
闇に浮かび上がるイルミネーションの世界は、異次元の世界である。

次元を異にするからこそ、妖しく美しく、ぼくらを魅了するのだ。



当然、子どもも夢の世界へと誘われるのである。
音楽が聞こえて来ると、ウキウキするのは年齢を問わない。



光が灯る。
光の色が変わる。
光が動く。
光が集散する。



不思議な現象が、目の前に現れる。
子どもの心を鷲掴みにする。







「電飾や光の粒の数無数」







大人も、子どもの心と一体化するのだ。
光は、時に温かく瞬く。
時に、氷の世界も演出する。

その千変万化が良い。

イルミネーションは、やはり冬が良い。
大気の揺らぎが少ないからである。

光のコントロールには、変に瞬かないのが良いのだ。



    荒 野人