一日中氷雨が降った。
雪に変身する前の、冷たい雨である。
天気予報は、夜には雨になるとの事だったけれど深夜も暖かく、到底雪に変わる気配では無かった。
だがしかし、雨は冷たい。
外出は、遠慮した。
風などひいては堪らないからである。
部屋にこもり、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴いて時間を過ごした。
カラヤンの棒で、ベルリン・フィルを一枚繰り返して聴いた。
もう一枚は、である。
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 カラヤン ベルリン・フィル
やはり、良い。
気分が素直になっていく。
悲愴になる訳ではないのである。
「雨だれの音目覚めさせ猛き冬」
これは烏瓜の実である。
縦長の丸い実である。
熟れきると赤くなって、ぱっくりと割れる。
それは毒々しいまでに赤いのである。
氷雨に濡れる山茶花である。
この写真で明らかだけれど、山茶花は先ず花びらを散らし、やがて蕊を落とす。
儚くも美しい花である。
真っ赤な、南天の葉。
見事なまでの赤である。
荒 野人
雪に変身する前の、冷たい雨である。
天気予報は、夜には雨になるとの事だったけれど深夜も暖かく、到底雪に変わる気配では無かった。
だがしかし、雨は冷たい。
外出は、遠慮した。
風などひいては堪らないからである。
部屋にこもり、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴いて時間を過ごした。
カラヤンの棒で、ベルリン・フィルを一枚繰り返して聴いた。
もう一枚は、である。
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 カラヤン ベルリン・フィル
やはり、良い。
気分が素直になっていく。
悲愴になる訳ではないのである。
「雨だれの音目覚めさせ猛き冬」
これは烏瓜の実である。
縦長の丸い実である。
熟れきると赤くなって、ぱっくりと割れる。
それは毒々しいまでに赤いのである。
氷雨に濡れる山茶花である。
この写真で明らかだけれど、山茶花は先ず花びらを散らし、やがて蕊を落とす。
儚くも美しい花である。
真っ赤な、南天の葉。
見事なまでの赤である。
荒 野人