エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

フォイヤーヴェルクの定期演奏会

2013年12月24日 | ポエム
東大フォイヤーヴェルクの第30回定期演奏会を聴きに行った。



この楽団の賛助会員になってまだ日が浅いけれど、魅力的な楽団である。
その魅力は、成長が確認出来るところであると言ったら「不遜」だろうか。



会場は墨田トリフォニー・ホールである。
錦糸町駅の近く、すぐそこにスカイツリーが聳え建っている。



この夜のプログラムは、ブラームスの4番である。
難しい曲である。
とりわけ、管楽器のパートは卓越したテクニックは求められるし、パーカッションも大変だ。



だがしかし、楽団員の情熱が曲を完成させた。
素晴らしい演奏であった。







「ヴィオロンの前途祝せり年の暮れ」







コンマスのマリウス君と指揮者の握手。
お互いのパフォーマンスを讃えあったのだ。

マリウス君は、来年卒業。
既に就職も決まっていると言う。
彼の前途と成功に、幸多かれと祈る。

ぼくが、この楽団と出会うきっかけを作ってくれたのは、彼の母親。
これからも、彼は客員として演奏するだろう。
ぼくは、楽団と彼を遠くから見守る。

その楽しみが・・・良い。



      荒 野人