エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

柿紅葉

2014年11月03日 | ポエム
柿の葉が、重厚に色づき始めたのである。
その肉厚の葉が色づくと、誠に存在感があるのだ。



今のうちだから、柿紅葉をしっかりと詠もうと思っている。
時間が経てば、木守柿の時間に入っていくからである。



既に、一個だけ残された柿も散見される気配である。
桜紅葉には、黄色と赤色と二つの色変化が見られる。



柿紅葉は一葉の中に小宇宙が存在する。
一葉で、色彩の曼荼羅となっているのである。
虫食いの痕なども残ったりして、自由気儘に枝に付いている。







「柿紅葉色味の深き小宇宙」







かくして季節はズンズン進んでいくのである。
今日は、既に11月3日である。



7日には「立冬」となる。
今月は、八ヶ岳の麓に少しの時間身を置く事となっている。

地産地消をコンセプトとした「和食懐石」などを楽しむ予定である。
もちろん、温泉も楽しむのだけれど・・・。
きっと、霜柱の便りなども期待できるのだ。

ゆったりとした時間が流れる、そんな老人になりたいものである。
いや、少し・・・大分無理かな?



       荒 野人