エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

富士山

2014年11月20日 | ポエム
世界自然遺産の富士山である。
富士山が望める場所は、おしなべてパワースポットであると断言して良い。

霊験新たか、なのである。
然も、しかも一際抜きんでた秀峰であって遠景も見事なのである。
山の間から見え、海の向こうから見え、湖に逆さ富士が映る。
更に、富士山は「雲海」を従え、靄を腰に巻く。



下に見えるのは「甲府盆地」である。







「あまたある富士のお山の雪化粧」







人の琴線を激しく搔き鳴らす。



快晴なのだけれど、富士は羞恥心を丸出しにして「煙った」のであった。
淡く見えるのも良いものである。

輪郭を隠す。
人は輪郭を求める。
だがしかし、輪郭だけが真実に肉薄するものではない。

朧であること。
朧たけた人・・・とも云うではないか。



下に「リニア・モーターカー」線路を従えても、遜色はない。
人工美と、自然の力。
競う必要も無い。

因みに富士山は、すべて山梨県側からのものである。



      荒 野人