晩秋から初冬へと、季節が移ろう。
今年はとりわけ、なだらかというよりけじめを持って移ろった。

呼吸する季節を肌で感じるのである。
シンコペーションで移っていく音階のように・・・である。
「落葉一葉」の用意した葉へ寄する句は、準備できた。
今日改めて、詠み込もうと思って出かけたのであるけれど、晩秋の秋にすっかり魅せられたのであった。

「錦秋や美学と云うはおこがまし」

季節の呼気が肌に触れる時、ぼくは恍惚の時間を持てる。
景色が、穏やかに色づくからである。

そう・・・セピア色と云い変えても良い。
セピア色の中でぼくは、午睡を貪る。

空にはウロコ雲。
シンコペーションのリズムが、ぼくをそっと揺らしてくれる。
横溢する、季節の変わり目の呼気である。
荒 野人
今年はとりわけ、なだらかというよりけじめを持って移ろった。

呼吸する季節を肌で感じるのである。
シンコペーションで移っていく音階のように・・・である。
「落葉一葉」の用意した葉へ寄する句は、準備できた。
今日改めて、詠み込もうと思って出かけたのであるけれど、晩秋の秋にすっかり魅せられたのであった。

「錦秋や美学と云うはおこがまし」

季節の呼気が肌に触れる時、ぼくは恍惚の時間を持てる。
景色が、穏やかに色づくからである。

そう・・・セピア色と云い変えても良い。
セピア色の中でぼくは、午睡を貪る。

空にはウロコ雲。
シンコペーションのリズムが、ぼくをそっと揺らしてくれる。
横溢する、季節の変わり目の呼気である。
荒 野人