エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落葉一葉「花水木」

2014年11月24日 | ポエム
今日は花水木である。
見事なまでの紅葉も、そろそろ終ろうとする。

紅葉の奥深さを見せるのは、この花水木である。
そもそもが北米原産の花卉である。

ニューヨークのポトマック河畔の桜の返礼として、日本に送られたのであった。
ニューヨークもそうだけれど、例えばロスなどの郊外にフリーウエイを走っていると、花水木に良く出会える。

春の新芽、夏の緑、秋の紅葉、冬の落葉と赤い実生。
四季折々を楽しませてくれる花卉である。




「花水木紅葉となりし雨の後」




ぼくの家の周辺には、この花水木が多く植えられている。
街路樹としては、目に楽しい。

舗道の清掃をなさっておられる作業員の方のご苦労は、察するに余りある。
けれど、黙々として竹箒を滑らせる姿を見ると、それもまた季節の風物詩になっている。
楽しい花卉である。



      荒 野人