エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落葉一葉「オリーブ」

2014年11月29日 | ポエム
熟すと、黒く変色するオリーブの実。
艶々として、お日さまを跳ね返している。

地中海のキラキラした陽光と、白い壁の家々を連想させる。




「オリーブの一葉咥え鳩の口」




今頃、東京ではオリーブの実が黒く熟している。
その黒さは、冬日を映しつつ且つ光を反射させる。

黒々としたその光は、鋼のようにも見えて逞しい。
ぼくは、いつもお気に入りのオープンデッキのカフエでその実を眺めている。
小宇宙のようでもあり・・・その意味では食欲は湧かないけれどイタリアンをちょっとだけ脳裏に浮かべる。

楽しい時間である、



       荒 野人