エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落葉一葉

2014年11月04日 | ポエム
一葉の美。
一個の小宇宙。

さて・・・。
「落葉一葉」として、連作に挑戦する。
何処まで詠めるか・・・未熟なのは分かっている。

因みに、落葉は三冬の季語である。
一葉は、初秋の季語である。

けれど、落葉の一葉が美しいのは晩秋である。




落葉の儚さと美しさは、ぼくを駆り立てて止まない。
毎回違った「落葉一葉」を詠む。
一枚の写真に心を寄せる。

「落葉」あるいは「一葉」を、句の中に嵌め込む。
季重なりは避けなければいけない。



どうしても、季節を詠み込みたくなる。
欲張りになる。







「儚さのここが先途と落葉かな」










パブロカザルス    鳥の歌



カザルスのチェロは、抑制的であってセクシュアルである。
ぼくの挑戦も、禁欲的でかつ抑制的になれば良い。
それが一つの学びになれば、と思うのである。




      荒 野人