エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

錦秋という

2014年11月12日 | ポエム
昨日は、姫女苑のような嫋(たおやか)な女性と錦秋を探した。
錦秋は、いま里へと下りつつあって里を彩り始めている。



誠に錦秋である。
銀杏黄葉の下で、記念写真を撮っているカップルと出会った。

目出度い。
繰り返す、誠に錦秋である。



柿暖簾である。
東京23区では、柿が腐ってしまって干柿にならない・・・と嘆く声を良く聴く。

そんな事は無い。
皮を剥いたら、一度熱湯に通して吊るす。
それで干柿になる。
それだけの事である。



マユミの実が弾けた。
中から黒い種が顔を出す。

ミッキーマウスのようである。



山茶花である。
椿との決定的な違いは、花びらが散る山茶花。
花ごと散る椿であると云う。







「錦秋の限りを尽くす水鏡」







水鏡である。



かけひ・・・である。
水の音が静謐を極める。

日本庭園に色を添える。



赤!



黄!



そして、錦秋・・・深落葉である。




        荒 野人