緑立つ・・・春の季語である。
誠に意味の深い季語である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/90/675bf1eddba06e43c69d304ed4f8417b.jpg)
緑立ち、虚空に広がる深いふかい宙。
そこに、誰でもが自己投影できる。
そのキャパシティーの大きさよ。
緑といい、宙といい、コスモスが確かに存在するのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/df/83bc8b88edd93f30445c4dc42c3fd14b.jpg)
さて、前振りは以上。
新緑は、どれほど重ねても暗くならない。
あくまでも緑であって緑以外に変色することはしない。
それが、新緑の個性である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d9/d069d194c41072df73afee47bbc1b936.jpg)
「緑立つ」
美しくも爽やかな季語である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/73/21a58cfed813f001eaab44f98cffaeee.jpg)
翠は、空の果まで緑でありそれは虚空まで翠で染め抜くのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f3/821ba97b4a35c1b87f367406c8ab1812.jpg)
「緑立つ深き息する空の果」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f5/1b6f3eb155eec0aab8d1137baa052e3d.jpg)
ここ数日、とりわけ連休に入ってからと云うもの晴天が続いている。
暑いくらいの陽気であるのだ。
落語の「愛宕山」でも聞きたい気分である。
誰の噺を聞こうか・・・?
志ん朝か、はたまた賑やかな枝雀か・・・。
それとも、渋く深みのある米朝を聴こうか!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/3f/1dabf1c2a58829d19821410446d0ae4d.jpg)
野に出ると、この噺の情景が広がっているのである。
江戸時代だと、駒込田圃(こまごめたんぼ)から王子稲荷辺り。
そうそう、王子稲荷の手前には八重桜の名所「飛鳥山」もある。
駒込田圃の端っこあたりに、あの全国に流布した桜「ソメイヨシノ」の生まれた「染井」という地区がある。
その染井墓地には、著名な文化人の墓域がある。
かの「お岩」さんの墓地もあるのだ。
正しく「物見遊山」の極地である。
古今亭志ん朝 - 愛宕山(Part1 of 3)
桂枝雀 愛宕山*
今日は、志ん朝と枝雀で聴きたい。
志ん朝は古典落語の名手、である。
テンポ、語り口、知識ともに群を抜いていたものであった・・・。
枝雀は、その語り口は西の爆笑王に相応しい。
彼は、動作を含めて一つの作品なのだ。
従って、動きの無い語りは興趣が半減する。
けれども動きのある動画が見つけられなかった。
時間の許す範囲で、聴いて頂きたいものである。
味わいがあって、江戸時代に意識がフラッシュ・バックする感覚にとらわれる。
話術の達人とは、そうしたものだと合点する。
不思議な感覚であるし、楽しい。
荒 野人
誠に意味の深い季語である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/90/675bf1eddba06e43c69d304ed4f8417b.jpg)
緑立ち、虚空に広がる深いふかい宙。
そこに、誰でもが自己投影できる。
そのキャパシティーの大きさよ。
緑といい、宙といい、コスモスが確かに存在するのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/df/83bc8b88edd93f30445c4dc42c3fd14b.jpg)
さて、前振りは以上。
新緑は、どれほど重ねても暗くならない。
あくまでも緑であって緑以外に変色することはしない。
それが、新緑の個性である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d9/d069d194c41072df73afee47bbc1b936.jpg)
「緑立つ」
美しくも爽やかな季語である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/73/21a58cfed813f001eaab44f98cffaeee.jpg)
翠は、空の果まで緑でありそれは虚空まで翠で染め抜くのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/f3/821ba97b4a35c1b87f367406c8ab1812.jpg)
「緑立つ深き息する空の果」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f5/1b6f3eb155eec0aab8d1137baa052e3d.jpg)
ここ数日、とりわけ連休に入ってからと云うもの晴天が続いている。
暑いくらいの陽気であるのだ。
落語の「愛宕山」でも聞きたい気分である。
誰の噺を聞こうか・・・?
志ん朝か、はたまた賑やかな枝雀か・・・。
それとも、渋く深みのある米朝を聴こうか!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/3f/1dabf1c2a58829d19821410446d0ae4d.jpg)
野に出ると、この噺の情景が広がっているのである。
江戸時代だと、駒込田圃(こまごめたんぼ)から王子稲荷辺り。
そうそう、王子稲荷の手前には八重桜の名所「飛鳥山」もある。
駒込田圃の端っこあたりに、あの全国に流布した桜「ソメイヨシノ」の生まれた「染井」という地区がある。
その染井墓地には、著名な文化人の墓域がある。
かの「お岩」さんの墓地もあるのだ。
正しく「物見遊山」の極地である。
古今亭志ん朝 - 愛宕山(Part1 of 3)
桂枝雀 愛宕山*
今日は、志ん朝と枝雀で聴きたい。
志ん朝は古典落語の名手、である。
テンポ、語り口、知識ともに群を抜いていたものであった・・・。
枝雀は、その語り口は西の爆笑王に相応しい。
彼は、動作を含めて一つの作品なのだ。
従って、動きの無い語りは興趣が半減する。
けれども動きのある動画が見つけられなかった。
時間の許す範囲で、聴いて頂きたいものである。
味わいがあって、江戸時代に意識がフラッシュ・バックする感覚にとらわれる。
話術の達人とは、そうしたものだと合点する。
不思議な感覚であるし、楽しい。
荒 野人